こんにちは★
クルマ大好き、sazabinです。
今回はプジョー308について色々とインプレッションしていきたいと思います☆( *´艸`)久しぶりのフランス車ですね☆(記載情報は2020年3月22日時点のもの)
実をいうと、本当はプジョー308でもSWというステーションワゴンタイプに試乗してみたかったのですが、今回行かせていただいた最寄りのプジョーディーラーには試乗車がないということで…(ホームページで調べたら、今はあるようです(笑)。ちなみにお伺いしたのは2月2日なので1か月前なので、試乗車の入れ替えしたのかな。)
先日合同展示会で実車は一度見てるんですが、試乗してみたかったんですよね。
なのでこの時は通常のハッチバックタイプのガソリン仕様に試乗させてもらいました。
グレードはAllure(アリュール、と読むらしい)というベースグレードになります。
次はSW試乗してみたいですねー(^▽^;)
早速インプレしてこうと思います☺️
ナンチャッテ自動車評論家、sazabinさんのインプレです。
なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。
今回より新形式で記載してみようかと思います☆
お楽しみいただければ幸いです☆
試乗車:Peugeot 308
グレード:Allure
☆目次★
◆車種の基本情報
【車種紹介】
2007年6月にプジョー307の後継車種として発表。現行モデルは2013年9月に発表された2世代目。モデル内にはSWのグレード名でステーションワゴンも用意されており、こちらは2014年3月に発表され、同年にはヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
エンジンは直列3気筒1.2リッターターボのガソリンエンジンと、直列4気筒1.5リッター
ディーゼルターボ、直列4気筒2リッターディーゼルターボの3種類をメインにラインナップ(※)。
日本国内にはAllure、GTの2種類を導入しているが、本国となるフランスでは下から
Access, Active, Business, Business Pack, Allure, Felineと実に多岐に分かれている。
プジョーの販売の中心となる世界戦略車でもある。
※308 GTi by Peugeot Sportというグレードのみ直列4気筒1.6リッターターボガソリンエンジンを搭載。
【グレード・価格】
それぞれまとめるとこんな感じです。
(価格は全て税込み、100円以下切り捨てで記載、特別仕様車は除く)
〈308 Allure / 308 SW Allure (1.2ℓ ガソリンターボ仕様)税込価格〉
・Allure 2WD(FF) 8速EAT 289.2万円
・SW Allure 2WD(FF) 8速EAT 314.4万円
〈308 GTi by Peugeot Sport (1.6ℓガソリンターボ仕様)税込価格〉
・GTi by Peugeot Sport 2WD(FF) 6速MT 451.2万円
〈308 Allure BlueHDi / 308 SW Allure BlueHDi(1.5ℓディーゼルターボ仕様)税込価格〉
・Allure BlueHDi 2WD(FF) 8速EAT 310.5万円
・SW Allure BlueHDi 2WD(FF) 8速EAT 335.8万円
〈308 GT BlueHDi / 308 SW GT BlueHDi(2.0ℓディーゼルターボ仕様)税込価格〉
・GT BlueHDi 2WD(FF) 8速EAT 365.6万円
・SW GT BlueHDi 2WD(FF) 8速EAT 390.9万円
【基本スペック】
以下に表にして簡単にまとめてみました。
各項目 |
1.2リッターターボ ガソリン仕様 |
1.5リッターターボ ディーゼル仕様 |
2.0リッターターボ ディーゼル仕様 |
---|---|---|---|
全長×全幅×全高 |
4,275×1,805×1,470 (mm)
|
4,275×1,805×1,470 (mm)
|
4,275×1,805×1,460 (mm)
|
ホイール ベース |
2,620 (mm)
|
2,620 (mm)
|
2,620 (mm)
|
前/後 |
1,555/1,555 (mm)
|
1,555/1,555 (mm)
|
1,550/1,550 (mm)
|
最低地上高 |
120 (mm)
|
120 (mm)
|
110 (mm)
|
最小回転 半径 |
5.2 (m)
|
5.2 (m)
|
5.2 (m)
|
乗車定員 |
5名
|
5名
|
5名
|
車両重量 |
1,270kg
|
1,330kg
|
1,470kg
|
各項目 |
1.2リッターターボ ガソリン仕様 |
1.5リッターターボ ディーゼル仕様 |
2.0リッターターボ ディーゼル仕様 |
---|---|---|---|
最高出力 |
130ps(96kW)/5,500rpm
|
130ps(96kW)/3,750rpm
|
177ps(130kW)/3,750rpm
|
最大 トルク |
23.4kg・m
(230N・m)/1,750rpm
|
30.5kg・m
(300N・m)/1,750rpm
|
40.7kg・m
(400N・m)/1,750rpm
|
種類 |
水冷直列3気筒
DOHCターボ
|
||
総排気量 |
1,199cc
|
1,498cc
|
1,997cc
|
燃料 容量 |
52リットル
|
52リットル
|
52リットル
|
使用燃料 |
無鉛プレミアムガソリン
|
||
内径×行程 |
75.0mm×90.5mm
|
75.0mm×84.8mm
|
85.0mm×88.0mm
|
圧縮比 |
10.5
|
16.4
|
16.7
|
燃費 JC08モード |
17.0km/L
|
24.3km/L
|
18.7km/L
|
平均燃費 (WLTC測定) |
15.6km/L
|
-
|
-
|
市街地 モード (WLTC-L) |
11.6km/L
|
-
|
-
|
郊外 モード (WLTC-M) |
15.8km/L
|
-
|
-
|
高速道路モード (WLTC-H) |
18.3km/L
|
-
|
-
|
各項目 | 1.2リッターターボガソリン仕様 | 1.5リッターターボディーゼル仕様 | 2.0リッターターボディーゼル仕様 |
---|---|---|---|
サスペンション形式(前) |
マクファーソン
|
マクファーソン
|
マクファーソン
|
サスペンション形式(後) | |||
ブレーキ形式(前) |
べンチレーテッド
ディスク
|
べンチレーテッドディスク
|
べンチレーテッドディスク
|
ブレーキ形式(後) |
ディスク
|
ディスク
|
ディスク
|
タイヤサイズ |
205/55R16
|
205/55R16
|
225/40ZR18
|
燃費についてはディーゼルエンジン仕様のWLTCモードについての記載がありませんでした。現在申請中とかなのかもしれません。
基本的にはボディサイズは変化ないのですが、ディーゼルのGTグレードだけ寸法も僅かながら他グレードに比べて違いがみられるので、細かい部分でセッティングを変えたりしていることが考えられます。この中ではスポーティーグレードですから、その関係もあるかも。トレッドや車高の変更等ですね。
では次に外観、エクステリアを見てみましょう(*'▽')
◆静的評価
エクステリア
こちらの赤い車両は(確か)ディーゼル仕様になります。
外観ではガソリン仕様との見分けは殆どつきません。
フランス車ってシトロエンに代表されるようなかなりエキセントリックなデザイン(誉め言葉です)や奇抜なデザインが多いんですが、プジョーはどちらかというとデザインのテイストや走りの感じもドイツ車に近いような印象が個人的にはあります(*'▽')
デザイン的にはヘッドライトやテールライトは変わった形状をしていますが、ボディ全体のシルエットはすっきりとしたスタンダードなもの。でも、ドアパネルの形状はフロントからの流れを汲みながら複雑な形状をしています。
実際に試乗した車は「パール・ホワイト」でした。
そちらの方が個人的にはデザインと色が合っている様に思えました。
(写真は以下。)
場所的な都合であまりスタンダードな角度の写真が撮れなかったので上記の赤いモデルの方で基本的な造形がわかる角度の写真を撮影したので先に記載しました。
ヘッドライトに目力があるせいか、色が白だとそれぞれの特徴的なパーツの造形が際立つように思います(*'▽')空力的にもバンパーからヘッドライト付近を通る風の流れがよくわかりますね☆
ライトは最近のクルマだけあってフルLEDのヘッドライト☆ワイパーと共にオート機能も付いてます。インテリジェントハイビーム搭載のため、通常上向きに前照灯を点けていても前走車や対向車両を検知すると自動でハイビームとロービームの切り替えをしてくれます。フロントとリアのフォグライトも標準です。
毎回恒例のエンジンルームチェック(笑)
フロントのストラットタワー頂点が左右でガッチリとレインフォースで接続され、補強されています。バッテリーもフロントのバルクヘッド(エンジンルームと室内との壁)側に極力寄せることでバランスをとっていることが伺えますね☆これは試乗が楽しみです☆
ラゲッジスペースの容量はクラストップレベルの420ℓ。リアシートは6:4の分割可倒式ですが、折り畳むと最大容量1,309ℓとのこと。容量のうち22ℓは床下収納スペース分となり、ラゲッジカバーや工具など入れておくのにも良さそうです。海外旅行用のキャリーケースが2つ入るくらい、というと伝わりやすいでしょうか(#^^#)(いずれも数値はカタログ記載値より)
また、開口部は正方形に近い形状で地上高は69cm、最大幅も106cmのため、積み下ろしもしやすいです。このあたりは実用性を重んじるフランス車の良さが活きてますね☆
なお、Allureのグレードについては床下スペースにスペアタイヤが搭載されます。GTであればパンク修理材となります。
ちなみにこの車両の右隣には中古車で幾つかの個所が今回のマイナーチェンジ後とは異なるんですが、ステーションワゴンタイプのSWがあったのでこちらも載せます。
こちらはグレードはGTとのことなので、各部所々で形状が異なります。ホイールデザインも違いますね。
なお、ステーションワゴンでのラゲッジ写真撮り忘れたのですが(笑)(;'∀')
サイズは測ってきました。ワゴンは縦:105cm、横:105cm、高さは一番低いところで73cmでした。やはり車体が長くなっているだけあって20cm程縦が長く使えるようです。
また、ステーションワゴンのSWになるとラゲッジ床の両サイドに荷物固定用のフックが付けられるフックレールと、ワンタッチで後席を倒すことが出来るレバーがラゲッジスペース側に装備されます。
インテリア
(評価対象項目(*'▽'))
ここからはインテリアについて紹介していこうと思います☆
写真のコメント含めご覧ください★
とてもシックでフランス車らしいインテリア☆
インテリアは上記のような感じです。ブラックを基調としたインテリアにアクセントとしてサテンクロームやブラックラッカーが使用されており、落ち着いた印象でいながら高級感を醸し出すデザインとなっています。
シート素材はAllureであればテップレザー&ファブリック、GTグレードであればテップレザー&アルカンタラとなるようです。
先日試乗させてもらったSUVの3008と比べるとかなりシンプルというかすっきりとした印象を受けます。あちらは飛行機のコクピットさながらにいろんなスイッチが設置されていた印象がありましたが…ナビのディスプレイ下の空間なんかはスッキリし過ぎて逆に勿体ない印象も受けますね(;'∀')もちろん、機能を一か所に集中させればいいというわけでもないのですが…
ちなみにその時の3008のインプレを載せておきます。
これがプジョーの考える"スマート”?i-Cockpit
なお、メーターパネルは速度計と回転計が左右対称、シンメトリーに動く感じで、人によっては慣れるまで使い辛いかもしれません。視認性は悪くないのですが…
ステアリングは最近のプジョー車に共通して見られる小径ステアリングであることもあり、調整の幅は広く使いやすいです。女性にも運転しやすいんじゃないかな、と思います。パドルシフトはグレード問わず標準装備なのも嬉しいポイント☆
ナビは既に装着されている状態で、USBを通じてスマートフォンとの連携も可能です。
プジョーではi-Cockpitという思想?で作成していて、エアコンの操作(ちなみに左右独立調整式)スイッチやスマートフォン接続後の操作、Bluetooth接続も可能なのでハンズフリー電話、ドライビングアシスト系の機能も全てタッチパネルで行う形となるようです。
(自分の愛車が今まさにナビのタッチパネルが壊れて応答しなくなっているのですが、長年使ってその状態になったら修理に幾らかかるんだろう、これ…と思ってしまいました(苦笑)(;'∀'))
ただ、一点気になったのが、一番上のグレードについてはスマートフォン連動、Androidは非対応とのこと…恐らく、今後随時対応する様にはなると思いますが…さすがにねぇ…(^▽^;)
後席の乗り心地はグッド☆でも足元は…?
全体的に見ていて、少し気になったのが後部座席乗り込み時のサイドシルの太さ。
欧州での衝突安全性レベルが上がったのに合わせてなのか、結構サイドシルの張り出しは太目です。また、後部座席シートのクッションがドアギリギリまで来ているわけでもないので先にお尻から腰掛けて、というのも難しそう。
高齢者の方や腰痛持ちの方を後部座席に乗せる際は一度現車確認をした方がいいのかな、と思いました。ちょっと乗り降りに苦戦する可能性があります。
また、僕自身そうなのですが足のサイズが大きい人は若干乗り降りに苦労するかもしれません。開口部は広く取られているので頭を屈めて潜り込む、という程ではないのですが、足元のスペース、サイズが気になるのであればステーションワゴンのSWを検討してもいいのかも。ホイールベースが延長されるのでかなり改善されるかと思います。
座ってみた感じとしてはシートは低反発クッションのような感じ(あそこまでジワーっと押し返してくるわけでもないですが)で、適度な硬さと柔らかさを兼ね備えた感じです。この辺りはごつごつした石畳の道や農道が多いフランスならではかも(#^.^#)
各部余裕は身長176センチの私で膝回りが拳二個分、頭は拳1つ分ギリギリ行ける位。
リアドア形状もリアのタイヤホイールハウスに沿って切り取られたパネルではなく、エッジがスパッとまっすぐにデザインされているので、変に開け閉めに気を遣う必要もないです。
ユーティリティについては、センターコンソールにカップホルダーが二個、後部座席はセンターのアームレストを引き出して二個ありました😊USBなどは後席にはありませんが、ディーラーOPに後席センタ―コンソールにUSBを増設出来るアクセサリーがあります。
安全性能
(評価対象項目(*'▽'))
登場したのは2013年なので発売からは少し経過していますが、最近話題になっている装備についてはおおよそ標準で搭載されている印象ですね。
エアバッグはフロント/サイド/カーテンがそれぞれ左右に付いた6エアバッグ、シートベルトは勿論(現代のクルマでこれを非装着のクルマは恐らくないでしょうけどw)、フロントシートベルトプリテンショナー、フォースリミッターも標準装備です。後席左右はチャイルドシート、ISO FIXアンカー対応なので小さなお子様がいらっしゃるパパさん、ママさんにもおすすめです。
その他、標準装備のものを以下に挙げていきます。
・ESC(エレクトリック・スタビリティ・コントロール)
・レーンキープアシスト
・フロント&バックソナー
・エレクトリックパーキングブレーキ/ヒルスタートアシスタンス
・ワイドバックアイカメラ
・アクティブセーフティブレーキ/ディスタンスアラート
補足:いわゆる衝突時の被害軽減ブレーキです。作動範囲は約5~140km/hで、
約80km/h以下では停止車両を、約60km/h以下では歩行者も検知する
とのことです。
・アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)/スピードリミッター
補足:追従式のクルーズコントロール。作動範囲は約30~180km/hの速度域で、
前方車両停止時は車間距離を保ちながら自動で停止まで行うとのこと。
・スピードリミットインフォメーション
補足:走行中車載カメラが道路標識の制限速度を認識し、インストルメント
パネルに表示する。
・ドライバーアテンションアラート
補足:フロントウインドーに設置されたカメラで車線に対するふらつきを検知し、
居眠り防止の警告音を発生させる。さらに平均速度65km/h以上での連続運転
が2時間を超えると、コーヒーカップのマーク点灯と警告音で休憩を促す。
上記に加え、GT以上のグレードには以下の2点が標準装備に追加されます。
・アクティブブラインドスポットモニターシステム
補足:斜め後方の死角に存在する後続車量を超音波センサーで感知するとドアミラー
内にオレンジ色の警告灯を点灯させる。さらにその点灯状態で後続車両の進路
に入ろうとした場合、ステアリングの反力によって車線変更を抑制。
・パークアシスト
補足:車庫入れや縦列駐車の際、駐車可能なスペースを検知し、ステアリング操作を
自動で行うが、シフトチェンジとアクセル・ブレーキ操作はドライバー担当。
※全ての操作を車が行うわけではないので、実施時は充分な周囲の安全確認
が必要。
パークアシスト装備は一部上位グレードのみとはいえ、このクラスでは他にあまり類を見ない装備かと思います。都内で利用する場合とか、縦列駐車する機会は意外とあったりしますから便利と言えるかも。
一方、ブラインドスポットのモニタリングシステムがAllureなどのベースグレードには設定がないのは少し残念。こちらの装備については一般道でも非常に役立つ装備ですし、今後また商品改良などの機会にベースグレードにも設定させてほしいところです☆
また、追従式クルーズコントロールが装備されていますが、前走車両が停止した際に自車も停止までさせる、というのはなかなかお利巧なシステムだな、と感じました。
意外と減速させるだけで最後はドライバー判断、というシステムもまだ他社のシステムには見られますので、ここは+ポイントですね☆特に高齢者の運転支援という観点においては非常にいいと思います。
まぁ、充分と言えば充分な装備ですかね?😃
◆動的評価
動力性能・感性性能
(評価対象項目(*'▽'))
さて、注目の走りは?
試乗車は1.2リッターの直列3気筒DOHCガソリンターボモデル。
上記諸元表にもありますが、パワー的には130psということで、車格からすると物足りなくないかな?と思いつつ乗り込みました。
インプレに影響与えるほどのレベルではありませんが、乗り込む前に運転席足元を覗き込んでみるとステアリングシャフトが剥き出しかつ丸見え(笑)こういうとこでコストカットしてるのかなー(^▽^;)と少し思っちゃいました。
簡単に各部説明を受けていざ出発!
ガソリンエンジンとはいえ3気筒モデルということで、軽自動車みたいなフィーリングだったりするかな?と思いましたがそんなことは全くなく、アイドリングも静かで好印象(*'▽')
とてもしっかりと作りこまれたボディ☆
低速でディーラーの敷地内から公道に出る際に少し低速でのろのろと走りつつ反応を見てみましたが、反応は悪くない☆いや、むしろいい方です☆フロントはシッカリボディを作りこんで剛性を確保しているように思いました。
車道に出る際の段差を越える際の振動も「トン」とお上品な感じ。
イメージですけど、これならヨーロッパにありそうな石畳の道とかもガタガタしないで運転出来るんじゃないかな?と思います。
これ、本当に3気筒の1.2リッターエンジン!?
公道でアクセルを1/3ほど開けると3気筒とは思えないくらいグイグイ引っ張って加速してくれます。ディーゼルエンジン程の力強さではなくとも、少なく見ても日常使用の加速域において不満を感じるレベルではありません。
自分の記憶ではプジョーって比較的早くから排気量を落としてターボでパワーを補填するというダウンサイジングエンジンを開発して実用化していたような印象がありますが、その真骨頂を見た、という感じです。
えっ、ダウンサイジングターボって今こんなに進化してるの?('Д')
と驚いたくらいです。
つい最近マイナーチェンジが行われた際に一番手を入れられたのはエンジンらしく、今回のモデルからガソリンエンジンのモデルにもディーゼルエンジン車のようなフィルターを採用することでさらに低燃費の仕様になっているのだとか。
勿論、それによって動力性能が落ちるということもなく、パワーとうまく両立しているのだそうです。よって、動力性能的には申し分なし😊ちなみにどの回転域からでもしっかりトルクを感じることが出来ました。
やっぱりプジョーと言えばネコ足ですね!(*'▽')
また、中でもいいな、これ☆と思ったのは何といってもその足回り!
プジョーって昔からサスペンションのダンパー(サスペンションにおいて路面からの力を受けて縮んだスプリングを制御、安定させて元に戻す筒状の部分)に定評があり、その独特な路面を捉えるフィーリングは「ネコ足」と形容されるのですが、これが何とも運転していて気持ちいい☆路面の凹凸に沿って足を自在に追従させている感じです。
ハンドリングもそれでいながらフロントを切りこんでから遅れなくリアがしっかりキビキビと付いてくる印象で、剛性不足などは感じません。SWとかになるとホイールベースが伸びてたり、リア剛性が変わってくるので少し印象が変わるかもしれません。
ブレーキもとてもしっかりしていて、強めに踏んでもリアタイヤの設置感を感じました。リアサスペンションがとても優秀というか、いいお仕事してると思います☆
制動力も不足は感じず、しっかりと効く印象です。
快適性能
(評価対象項目(*'▽'))
以前、3008のインプレ時に、
「乗り心地についてはドイツ車やイギリス車ともまた違う、サスペンションが固めの設定ではあるんだけど、しっかりとダンパーが仕事をして衝撃を吸収している感じ」と表現しましたが、こちらの308も同じような印象です。
衝撃を吸収している、というより路面の凹凸にタイヤをしっかりと密着させて振動を相殺しているような感覚でした。比較すると、これをもっと上質に、蕩けるくらい気持ちよくしたのが同じくネコ足と表現されるジャガーの足回りかなと。
プジョーの方が庶民的な気持ちよさ、ジャガーはさらに一段上の気持ちよさ、という感覚です、自分的になんですが(;'∀')
ハーシュネス、突き上げ感は殆どなく、路面からの衝撃に対して、「おお、よしよし、大人しくしなさい(#^.^#)」とあやして解決しているような感じ(笑)(;'∀')ともかくもピターッ!と路面に張り付いて走っている感じ、といった方が伝わりやすいでしょうか。やはりダンパーの収縮性がいいのかな☆
ステアリングについては小径なのもあって、握った時に適度な心地よさと安定感があります。切るときは若干遊びがあるようにも感じられました。
総合評価
個人的評価として、各項目に以下の様に点数を付けてみました。(ノ´∀`*)
※各点数は上記記述に基づいた主観的・個人的評価となります(笑)
・インテリア :16/20点
・安全性能 :18/20点
・動力/感性性能:18/20点
・快適性能 :20/20点
・おススメ度 :18/20点
・合計点数 :90/100点
上記の点数としてみました。
今回からこういう形式にしてみましたが、この方がわかりやすいかな?(#^^#)
各項目の点数の理由付けは以下☆
インテリアはやはり後席の乗り込み時の足元のスペースと上級グレードでAndoroid非対応というとこですかね…気になったのが。こうした電子関連は随時アップデートされると思うのでそこに期待したいです☆
安全性能についてはブラインドスポットシステムがAllureとかにも標準だといいのに、と思ったのでそこが減点ポイントでした。
動力・感性性能はこれといった不満はないのですが、もう一つ尖った特徴が何かあっても良かったかな、というところでこの点数としました。ディーゼルのモデルとか乗ったら満点になる可能性もあります(#^^#)
快適性能はもう、日常使用としてはこれ以上望めないのでは?というところ。実用的だし、乗っていても乗り心地もいい。よって満点としました☆
おススメ度はこんなところ。充分お奨め出来るモデルかと思います!
まとめとしては、自分の中でフランス車のイメージがこれまでは
「奇抜・独創的・アバンギャルド(前衛的)」
だったのが、上記の特徴は持ちつつも
「とても実用的かつ合理的」
と思うようになりました。
その実用的かつ合理的、の部分が最も形になったプジョーがこの308じゃないかな、と思います(#^^#)
事実、プジョーでも主力販売車種の一つであるわけですが、このサイズならファミリーユースでも使用可能だし、必要とされる機能や性能は(一部グレードに限定される部分はあれど)揃っていると思いますし、何よりもあの足回りのしなやかさ、気持ちよさは国産のメーカーではなかなか味わえないものであると思いますので、これまでと少し趣向を変えてみたいな、と考える方などにはおススメだと思います。
一度試乗してみると、運転への価値観など変わってしまうかもしれませんよ?(#^^#)
気になった方はぜひ一度ディーラーで試乗することをお奨めいたします!
最後にご担当頂きましたYさん、ご丁寧に対応頂きまして誠にありがとうございました☺️
以上、インプレでしたー( *´艸`)
※あくまで主観的評価となります。