先日のホンダに引き続き、今日はプジョーのディーラーにお邪魔させて頂きました☺️
今日の狙いは、
Peugeot 3008 !!
以前よりプジョーは気になる車種が多く…206や406、いずれも機会があれば欲しいなぁ😃と思っていたブランドなのですが、ここ最近はSUVブームというのもあり、今回はこの3008をチョイスしてみました。
このクルマ、実は2016-17のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた実績のあるクルマでして、どんなものなのか気になってたんですよね☺️
プジョーと言えば歴史は古く、いまだにメルセデス・ベンツとどちらが最初に初のガソリン自動車を作ったか、という点で争ってるほど歴史のあるメーカーなんですが、(上記については実際の所、チェーン駆動方式の自動車はメルセデス・ベンツが最初で、シャフト駆動の自動車はプジョー、というのが真相のようです)元々はコーヒーミルとかの機械を製造していたメーカーで、その技術力は高く、サスペンションとディーゼルエンジンにはこだわりと定評があるメーカーなんですね。
その上、デザインもイタリアのカロッツェリア(工房、という意味なんですが、まぁデザイン集団と思ってください)ピニンファリーナ(大半のフェラーリのデザインはここが坦当してます)との関係も深く、デザインも評価されてるという。
そんなメーカーが満を持して開発、発売したこの3008!
早速インプレしてこうと思います☺️
あ、フランス車は初ですね😃
ナンチャッテ自動車評論家、sazabinさんのインプレです。
なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。
個人的評価ですが各項目については5段階で評価したいと思います😃
試乗車:Peugeot 3008
グレード:GT BlueHDi (ファーストクラスパッケージ装着)
☆目次★
エクステリア(★★★★☆)
試乗車は「パール・ホワイト」でした。
白なので膨張色というのもあり、かなり大きめな印象でしたが、サイズ的には国産車だとトヨタならハリアー、日産ならエクストレイル、マツダならCX-5らと似たようなサイズ感だそう。
3サイズ、ホイールベースは
全長:4,450mm
全幅:1,840mm
全高:1,630mm
ホイールベース:2,675mm
というサイズ。
顔つきは、まずは何と言ってもこの特徴的なヘッドライト!国産でも最近はトヨタ車なんかに切り欠きをデザイン上のアクセントとした車種が多いですが、これはそれ以上に大胆!😳💦パッと見は、「何じゃこりゃ!」と言いたくなるような形状なのに、全体として見てみると意外な程に気になるどころか、ちゃんとデザインのアクセントになっててむしろカッコいい!😊と思ってしまう、不思議なデザイン。さすがデザインの本場、フランスと言った感じです😉
しかも、デザインだけじゃなく、空力もしっかり考えられてるな、と思いました。
恐らくですが、ヘッドライトを分断してる切り欠きの流れに沿って、そのままボンネット縁を駆け上がりながらドアミラーの根本を通過し、フロント、リアドア上部のラインに沿ってテールライト側に流れるように設計されてるのだと思います。
事実、テールライトのサイドには彫刻刀で引っ掻いたようなラインが数本刻まれており、空気の整流をしてるのが伺えました☺️
テールライトのサイドでうまく整流した後、ルーフから流れてきた空気とうまく混ざって後方へ抜けていくように考慮されてるのでしょう😊これなら空気的な抵抗は少なそうです☺️
リアデザインはフロントに比べると少し地味かな、という感じもしますが逆に顔つきが際立ってよくバランス取れてるようにも思いますね😃
サイドで驚いたのは、このクルマ、ドアパネルがサイドのアンダーまでスッポリとカバーされていて、例えば乗り降りの際にボディが汚れてて洋服や足の脹ら脛部分が汚れてしまう、とかよくあると思うんですが、その心配がないんですね、これはいいアイデアだなぁ、と思いました😃
また、サイドシルも低めに設定されていて、後部座席の乗り降りはとてもしやすかったです。
小さいお子さんがいても乗り降りしやすい面もあるかと思います。
家族でキャンプなどもいいかもしれませんね!
ホイールサイズはグレード問わずのようで一律225/55R18。グレードによってはオールシーズンタイヤではなくなる、などの違いがあるそうです。
テールゲートは最近のクルマらしく、足元のセンサーで足で開くことも可能。これはファーストクラスパッケージというグレードには標準で、グレードによっては付かないらしいです。電動のテールゲートもセット扱いのようですね。
エンジンルーム、エンジンはストラットタワーよりもバンパー側の搭載でしたので少し前荷重が多めかも🤔と予想。
しかし、バッテリーについては比較的バルクヘッド側に寄せられており、重量バランスを考慮してる様子が伺えました。
横置きのエンジンが車両右側に搭載されてるので、右フロントに通常掛かってる荷重が多そうですね。
つまりは、右フロントのタイヤの方が減りやすい傾向かも。
タワーバーのようなものはなく、ストラットタワーを連結して最初からバーを装着されてるような構造になってました。
エンジンへの吸気はグリルから取り込みますが、取り込んだ空気のうち上部はエアインテークへ、下部はラジエターへ導風されるようです。
また、ルーフレールは標準で、ドアミラーなどはグレードによってはボディ同色だったり、黒だったり、クロームのメッキだったりします。サンルーフもオプション扱いのようですね☺️
インテリア(★★★★★)
乗り降りの際、サイドシルとドアのカバーについてはエクステリアで記載した通りです。
運転席側はデザイン的にもAピラーがかなり傾斜してるため、これもまた気を付けないと頭ぶつけます。
座ってまず感じたのは、ペダル配置がかなり中央寄り。ブレーキペダルなんかはほぼど真ん中でした。左足の方が踏みやすいくらい。
見ると、タイヤのホイールハウスがかなりキャビンに出ている状態で、その為ペダルが追いやられるようにこの配置に。
恐らくは右ハンドル化の影響もあるかもですが、ここは要改善かなぁ。
次に、運転席周り全体を見てみると、ともかく見慣れない光景(笑)😅
初めて乗った、とかそういう意味では勿論なく、むしろこんな発想で作られたクルマ乗ったことがない、が正しいです(笑)
まず、ステアリングが本当に小さい!😳💦
直径、横でも30センチくらいでしょうか?縦に至っては20センチくらい?
ステアリングの上部と下部は直線調のデザインとなっていて、楕円形というか。
何でこんな形かと言えば、通常ドライバーの視点から見ると、メーターパネル内の表示ってステアリングの輪の内側を通して見ると思うんですが、このクルマはそうではなく、ステアリングを小さく、上部を平坦なデザインにすることで、ステアリングの上からメーターパネルの情報を見る、という発想なんですね。
さすがおフランス、考えることが一味違うね😅
で、チルト、テレスコピックは手動ですがこれも先日のホンダ同様、レバーを奥にすることでロックするタイプなので位置決めがしやすい🙂凄いと思うのは決してデザイン優先ではなく、実用性もしっかり考慮した上でデザインされているという点。これは凄いね😳💦
センターコンソールはメッチャ太いです(笑)😅最近のクルマだとこの辺りは必要最小限の太さのコンソールにする傾向がありますが、これはむしろ逆!
太くすることでボディ内側の補強にもなるし、カップホルダーも横置きでとりやすく使える。コンソールボックスについてはアームレストと一体化した上で、物凄く深い作りになってる。これ、本当にビックリするくらい深いです😳💦腕入れて大半埋まるぐらい。
何でも、飛行機のコクピットのイメージなんだとか。
なるほど、それで色々なボタンの配置や操縦するレバーのようなステアリング、極めつけは旅客機の座席上部にあるシートベルト警告と同じような感じの、警告灯⚠️など、納得いきました。😃
とにかく色々なところが合理的かつ拘ってて、なおかつデザインがブッ飛んでる!(注:誉め言葉ですw)
これは、ドイツ車とか国産の高級感とか飽きてきた人はズッポリとハマるかもしれませんね😅だって、他に見たことないもん、こんなデザインというか作りのクルマ!(笑)
それでいて、デザインはちゃんと実用性も考えてるし、素直に凄いと思いました。
運転席、助手席ともに座席は電動シート、シートヒーターは標準で、運転席はランバーサポートも付いてます☺️このあたりはグレードによっては、というところもありますが。
ちなみに運転席にはマッサージ機能もありました。これは長距離ドライブの時は嬉しいですね❗️
後部座席は身長176センチの私で膝回りが拳二個分、頭は拳1つ分ギリギリ行けるかな?くらいのクリアランス。
座面は程よく固く、という感じで座り心地は良かったです。
降りるときにも地面に足が着けやすく、降りやすい上にドアのデザインも後端がスパッと切り落とされてるようなデザインなので、開け閉めもそこまで意識したりする必要もなく、快適です。
メーター周りはこれまた独特。
表示は自由に変えることが出来ますが、一番最初に見たのは、何でしょう、指輪の外側にメモリが刻まれてるような輪っかが左右に表示されてて、それがスピードメーターとタコメーターになってるという(笑)😅
見たことないです、こんなの(笑)勿論、設定で変えられますが。
中央に大きくスピードをデジタル表示することも可能で、切り替えはステアリング上のスイッチで可能です☺️慣れると使いやすいかも🎵
ナビについては何と設定なし!😳
ディスプレイはありますが、基本はスマートフォンとの連動で使用するとのこと。
実際にナビの用意がある車種もプジョーにはあるのですが、それでもスマートフォンのナビを使う、という形でナビは付けない方が多いのだそうです😮
なるほど、トコトン合理的なんですね😅
なお、音楽についてはBluetoothやUSBでの使用が前提、CDは聴けません😅
ユーティリティについては、センターコンソールにカップホルダーが二個、後部座席はセンターのアームレストを引き出して二個ありました😊
なお、後部座席の足元側は後部座席用のエアコン吹き出し口があります。一部高級車に見られるような後部座席での温度調節は出来ません。
ラゲッジについては他車種でよく見られるボディに合わせた室内側のくりぬきみたいのはなく、少し幅が狭め。メジャーで測ったところ、室内幅は一番広い所で120センチ、奥行きは90センチ(後部座席のの背もたれまで)ってとこでした後部座席を倒せば170センチ確保できます。ラゲッジからレバーでワンタッチで後部座席は可倒、6:4の分割で、中央は長尺物を積めるような穴もあります。後部座席のリクライニングは出来ません。
印象としてはとにかく独特!合理的!😳
という感じでした。
安全装備(★★★★☆)
最近話題になっている装備についてはおおよそ標準で搭載されている印象ですね、すなわち…
・アダプティブクルーズコントロール
・レーンキープアシスト
・車線維持支援システム
・電動パーキングブレーキ
・アクティブブラインドスポットモニター
・衝突軽減ブレーキ
・誤発進抑制機能
・オートハイビーム
うーんと、最近のクルマにつけられてるものはほぼありますね、360°のアラウンドビューモニターはオプション扱いだそうで、標準ではないみたいですね🤔
ちなみにエアバッグは運転席助手席はもちろん、後部座席側面もあります。
まぁ、充分と言えば充分かな?😃
ドライビングインプレ(★★★★☆)
さて、注目の走りは?
試乗車は2リッターのディーゼルモデル。
座ってミラー合わせて、出発!
ディーゼルなので音はどうかな、と思いましたが耳障りではないレベルです。どちらかと言えばわずかながら床に振動を感じるかもしれません。
営業さんの簡単な説明を受け、ブレーキを離すとスルスルと発進。動かしてみると、ボディは結構しっかり作られてる印象で、車道に出る際の段差を越える際の振動も「ポン」といなす感じ。
アクセルを1/3ほど開けるとディーゼルだけあり、しっかりと加速してくれて、とても力強く加速するので動力性能的には申し分なし😊ちなみにどの回転域からでもしっかりトルクを感じることが出来ました。
ステアリングを切ってみると、一番驚いたのがとにかく良く曲がる!😮💦
え、これFFのSUVだよね!?と驚くくらい。気を付けないと内輪差でリアぶつけるんじゃ?と心配になるくらい曲がります。
また、乗り心地についてもドイツ車やイギリス車ともまた違う、サスペンションが固めの設定ではあるんだけど、しっかりとダンパーが衝撃を吸収している感じです。
ブレーキもゆっくり掛けてみるとディーゼルでFFなのでかなりフロント寄りのバランスの筈だからどうかな?と思ったんですが、体制を乱すこともなくスーッと止まる感じ。制動力の不足も感じず、これはいいなぁ☺️と思いました。
恐らくはフロントが重いのに対してフロントのサスペンションは固めのセッティングとし、リアはそれをフォローするように衝撃や力を上手くいなしているのかなぁ、という感じがしました。
勿論その為にはリアのサスペンションがしっかりと仕事を出来るだけのボディの剛性も必要になると思うんですが、特に不足感は僕は感じませんでした。
なお、見切りについてはデザイン上フロントのフェンダーが盛り上がっている為、またサイドもスパッと切り落とされてるような感じのデザインでとても車両感覚が把握しやすく、運転しやすかったです🙂
18インチのホイールでありながら突き上げ感も特に気になることもなく、とても快適でしたよ☺️
燃費はカタログ値がJC08モードでガソリン仕様は役17.8km/L(本グレードのみ)。まぁ実燃費だと予想でこの値から-2、3kmってとこでしょうか。
総評
個人的評価ですが、 100点満点中92点(ノ´∀`*)
もうね、とにかくアメイジング!(笑)
というか面白い!独特!😃
途中でも書きましたが、ドイツ車とか国産とか飽きた人や、個性的なのが好きな人はハマりますね、これ(笑)
最近思いますけど、クルマ趣味って行きつくとこ行くとフランス車に行くんじゃないかなって気がします(笑)デザインが先行してその分使いにくいクルマなのかなと思ったらとんでもない!
とても合理的で実用性もあって、遊び心もしっかりある。
特に記述はしませんでしたがこの3008、SUVですがFFしかなく、四駆の設定はないんですね。
それは四駆なんか街中で乗る分には殆ど使わないし、仮にそういう場面でもサスペンションでしっかりタイヤを路面に押し付けさせれば問題ないやんけ、という考えらしく。
なのでプジョーは昔からサスペンションに定評があるだけあって、そこは割りきってるんですね。
勿論モードの切り替えでそのようなシチュエーションも行けるようなんですが、実際問題確かに使うかと言われたら微妙…😅
ともかく合理的なんですね。
もしかするとドイツ車以上に合理的かも。
同じラテンでもイタリアのクルマとはまた違ったアプローチですよね。
なのでこの点数とさせてもらいましたが、いつも書いてるように90点以上はもう好みだと思います。
強いて挙げれば…本当に重箱の隅をつつくようなこと言えば、ラゲッジの幅がもう少し欲しいのと、やっぱりCDはまだ設定あってもいいんじゃないかな、くらいでしょうか?😃あ、あとペダル配置か。
是非一度乗ってみることをオススメしたいです!😃
あと、ここからは少しクルマから離れるんですが、残念だったのはむしろディーラーさんの対応の方😔
いつも試乗の時は事前に予約させてもらって伺うのですが、今日はまず担当予定の方が不在、から始まり、試乗でガソリンとディーゼルと用意があると伺っていたのですが何故かガソリンのモデルがない、(他の商談で使っていたとかではなく)、一番驚いたのは飲み物出てこない、聴かれない(笑)😅
別に、そこまでヘソを曲げるものでもないですが(笑)、同じ同業経験者としてはあり得なくない!?😩💦という印象でした。
代わりに担当してくださったのがセールスマネージャー、つまりは店長さんだったんですが、こちらの方については接客についても素晴らしかったです。
試乗中、クルマはいいのにそこまでメジャーではなくて…とおっしゃってましたが、意外と原因はクルマ以外のとこにあるんじゃないかなぁ、なんてことも思ったり😅💦
あえてお店の名前は出しませんけども。クルマが素晴らしかっただけにそこが残念でした。
最後にご担当頂きましたSさん、ご丁寧に対応頂きまして誠にありがとうございました☺️
以上、インプレでしたー( *´艸`)
※あくまで主観的評価となります。
※画像はインターネットからの転載、カタログからの転載です。