sazabinクルマ一本道!!

元某ディーラー販売員が、車に関することを書きしたためるブログ。メインは試乗記のインプレッションですが、その他クルマに関することを素人目線から書いていきます。また、愛車の整備録や趣味関連なども記載していきます。なお、本ページは広告収入を得ています。

試乗インプレッション☆ Volvo・V60 (T5 Momentum)

本日も当ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
関東地方は連日暑い日が続いていますが、みなさま体調など崩されてませんでしょうか。熱射病などくれぐれもお気を付けください。
そんな夏の日差しが暑い中、先日は某所のVolvoディーラーにお邪魔しました。今日のお目当てはこちら、少し前にフルモデルチェンジしたVolvo V60!

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Volvo V60 T5 Momentum 格子状のグリルが特徴的☆ <投稿者撮影>
先日のBMW同様、こちらもファンの方が多い車種ですよね!(^^)
日本ではVolvoといえばステーションワゴン!というくらいアイデンティティを確立しているモデルです。
先代型のV60 も以前取り上げましたので、そちらも気になる方はこちらをどうぞ☆ 

www.sazabin.com

先に登場していたXC90の新世代Volvoの顔つきをまとって登場した今回のV60。先代型とは打って変わって昔ながらのスクエアデザイン、ボクシースタイルのワゴンに戻ったとも言えるデザインで、試乗も楽しみにしていました。その魅力を色々お伝え出来ればと思います。

早速色々書いて行きたいと思います!  
ナンチャッテ自動車評論家、sazabinさんのインプレです。  
なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。  
個人的評価ですが各項目については5段階で評価したいと思います😃 

試乗車:Volvo V60
グレード:T5 Momentum
 
☆目次★

【車種紹介】

V60は北欧はスウェーデンの自動車メーカー、Volvoボルボ)が生産しているステーションワゴン。グレード違いでS60というセダンもあり、こちらは2019年秋に日本導入予定。
Volvoは1927年にスウェーデンのアッサール・ガブリエルソンとグスタフ・ラーソンにより設立された自動車メーカーで、「車は人によって運転され、使用される。したがってボルボの設計の基本は常に安全でなければならない。」という信念から創業時より安全性に力を特に入れており、中でもシートベルトの開発、発明はあまりにも有名。
代々、ステーションワゴンボルボでは「エステート」という言い方をする)がブランドアイデンティティとなっているところもあり、850ワゴンの時代にはワゴンボディでありながらレース参戦していたこともある。

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Volvo 850エステート レースカー <出店:https://www.matthewsvolvosite.com/volvo-850-wagon-btcc.html>
上記の写真でもわかる通り、デザインは代々スクウェア形状のものが多く、世代によってはこのカクカクしたボディがVolvo!という方も。
今回取り上げるV60はV60という名前になってからは2世代目のモデル。(それまではV70という名称だった。伝統的にRの文字が付くグレードはスポーティーグレードかもしくは、スポーティーなデザインのエアロパーツが装備されているものが多い。)
一番のデザインの特徴は後述もするが、横にT字型に配置されたヘッドライトであろう。いわゆるXC90に始まる新世代Volvoデザインの顔つきで、以降は一部、XC40などを除き全車種この顔つきになっていくと思われる。
パワートレーンもガソリン、ハイブリッド、PHEVと多様で、欧州ではもちろん、日本でも注目されているモデルである。
 

【グレード展開】

Volvoの車種展開の中ではV40程の量販車種ではないものの、メイン販売車種の一角を担う車種であるのは確か。なのでグレード展開も豊富なのかな、と思いきやこちらは意外とシンプルな展開で4種しかありません。
エンジンで分けてもガソリン仕様の通常の直列4気筒ターボエンジンと、それにスーパーチャージャーと電気モーターを組み合わせたハイブリッド仕様の2種類のみ。
というかエンジン自体はどれも共通で、+αでスーパーチャージャーとモーターが付くか付かないか、と考えた方がわかりやすそうです。
ハイブリッド仕様でも一番上のT8 Twin Engineというモデルになるとエンジン出力とモーター出力と総合計すると約450馬力のとんでもないパワーになります。
それぞれまとめるとこんな感じです。(価格は全て税込み、100円以下切り捨てで記載)
 

・V60 T5 Momentum

 →8速AT、FF、右ハンドル、車両本体価格 499万円

・V60 T5 Inscription

 →8速AT、FF、右ハンドル、車両本体価格 599万円

・V60 T6 Twin Engine AWD Inscription

 →8速AT、AWD、右ハンドル、車両本体価格 749万円
・V60 T8 Twin Engine AWD Inscription

 →8速AT、AWD、右ハンドル、車両本体価格 819万円

 
特徴的なのはこちらも先日記述したBMW3シリーズと並ぶくらい日本で人気の輸入車なのでありながら左ハンドルの設定がないこと。
さらには今回このV60 については開発段階でVolvoとしても日本市場を重要視しているらしく、車幅については日本からの要望を聞き入れたサイズとしているそうで、そのあたりを考慮するくらい日本市場に精通しているわけですから、あえて使いづらい左ハンドルを(日本向けモデルとしては)採用する必要はない、と考えたのかもしれません。
エンジンとしてはV60 T6 Twin~までは出力も含め同じもののようです。
最上級のT8は出力も上げてあるので、コンピューター側で出力比を変えているものと思われます。とはいえ、僕のような一般社会人が買えそうなのは頑張ってT5 Inscriptionくらいまでになりそうですが(苦笑)(^^; 中古なら狙えるかな…
T8はかつてのVolvoのレースイメージを再現したモデルとも言えそうです。
 

【簡易主要諸元】 

◆寸法 

全長:4,760mm 
全幅:1,850mm 
全高:1,435mm
車両重量:1,700~1,720kg(※) 

◆エンジン 

T5 Momentum  / T5 Inscription
[ガソリン] 
種類:水冷直列4気筒DOHC 16バルブ
燃料:無鉛プレミアムガソリン 
燃料タンク容量:2WD / 55L  
総排気量:1,968cc 
最高出力:254ps / 5,500 r.p.m. 
最大トルク:35.7kgm / 1,500 - 4,800 r.p.m. 

T6 Twin Engine AWD Inscription
[ガソリン] 
燃料:無鉛プレミアムガソリン 
燃料タンク容量:AWD / 60L  
総排気量:1,968cc 
最高出力:253ps / 5,500 r.p.m. 
最大トルク:40.8kgm / 1,700 - 5,000 r.p.m. 
 
T8 Twin Engine AWD Inscription
[ガソリン] 
燃料:無鉛プレミアムガソリン 
燃料タンク容量:AWD / 60L  
総排気量:1,968cc 
最高出力:318ps / 6,000 r.p.m. 
最大トルク:40.8kgm / 2,200 - 5,400 r.p.m. 
 

モーター

T6 Twin Engine AWD InscriptionT8 Twin Engine AWD Inscription
最高出力:45.6ps / 2,500 r.p.m. (前)、87.2ps / 7,000 r.p.m. (後)  
最大トルク:16.3kgm / 0 - 2,500 r.p.m.(前)、24.5kgm / 0 - 3,000 r.p.m.(後) 
※上記の数値はカタログ表記がそれぞれキロワット(kw)、ニュートンメーター(Nm)での表示の為、以下のサイトで馬力とkgに変換、計算して四捨五入しています。厳密には数値が前後する可能性があります。
https://convertlive.com/ja/u/変換/キロワット/宛先/馬力#34
 

◆サスペンション 

[フロント] 
[リア] 
 

◆ブレーキ 

[フロント/リア] 
ディスク / ディスク 
 

エクステリア評価:(★★★★★) 


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Volvo V60 T5 Momentum 特徴的なヘッドライト☆ <投稿者撮影>
あまりいい角度でフロントの写真が撮れなかったのですが、全体的なフォルムとしてはこのような感じです。

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Volvo V60 T5 Momentum デザイン <出展:https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/v60/lineup>
デザインで何と言っても特徴的なのはヘッドライトのトールハンマーLEDヘッドライト☆
トールというのは北欧神話に登場する神の名前なのですが、そのトールが持っている武器がハンマーで、要は大きなトンカチですね(笑)
いいな(#^^#)と思ったのは、スウェーデンって言うまでもないですが北欧の国なわけで、そのメーカーが自分たちの地域の神話をデザインに取り入れるという、伝統を大切にしている姿勢ですね☆日本で言えば草彅の剣LEDと言ったところでしょうか☆
この横にT字型に配されたLEDのデザインはXC90から採用された新世代Volvoのデザインなんだそうです。
初見ではうーん(・ω・)と思いましたが、見慣れてくるとデザイン上のインパクトもあり、シンプルながらお洒落なデザインだな、と思うようになりましたね☆ 
空力的には(素人考えながらではありますが)、中央のグリルで上下左右に空気をうまく分散させてcd値を下げているように思います。分散させた空気をバンパーのデザインで綺麗にボディサイド、ボンネット、ボディ下部に整流しているように見受けられますね。
なお、上記の写真はMomentumというベースとなるグレードなのですが、1つ上のInscriptionというグレードになるとバンパーにも要所でメッキが使用され、高級感が演出されるようになります。

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Volvo V60 T5 Momentum サイドビュー<投稿者撮影>
ボディサイドデザインは一言で言いえば流麗☆
全体的なイメージはスクウェア形状の箱型デザインですが、箱型でありながらもドアパネルは空力も意識しつつ上品なデザインとなっています。
リアクオーターのガラスも広くとられているため、視界も良好です。
ガラスの淵に沿ってメッキが施されているのは高級車あるあるでしょうか?(笑)(^^)
なお、写真はないのですが、フロントのワイパーブレード周辺が少し凝った作りになっていまして、 ウォッシャー液の噴出ノズルがボンネット近辺でなく、ワイパーブレードから出るようになっていますブレードに複数の穴が開いており、その穴からウォッシャ液が出るので、ノズルの調整も必要なくフロントウインドーに満遍なく行きわたらせることができるんです。ここの着眼点は他のメーカーさんにはない部分ですよね!

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Volvo V60 T5 Momentum リアビュー<投稿者撮影>

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Volvo V60 T5 Momentum リアクオータービュー。昔ながらのスクウェア形状のデザインは今見ても新鮮☆<投稿者撮影>
リア周りは昔ながらのVolvoデザイン。ボクシーながらもスクウェア形状の名車、240や850を彷彿とさせるデザインです。Volvoといえばこれ!といったデザインですね。(^^) 

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Volvo V60 T5 Momentum ラゲッジ容量は500ℓ以上の大容量空間<投稿者撮影>
ラゲッジスペースも拝見しましたが、何とも広いスペース☆後部座席は勿論倒すことが可能ですが、倒さなくても500ℓ以上の容量を確保しています。ちなみに後部座席はトランク側からスイッチ一つで倒すことが出来…るのですが、2019年モデルからはこの機構がなくなってしまうとのこと。リアゲートは電動式で、ワンタッチで開くことも可能です。
ラゲッジ床面にある切れ込みは、開くとゴムバンドとフックが付いており、例えば買い物をしてきた際に荷物などを固定することが可能。とことん実用的です。女性にはうれしい装備かも?(☆ω☆)
ラゲッジスペースは今回計ってみたところ、縦108cm、横103cm、開口部高さは63cmでした。大人4人分の旅行鞄は楽に入りそうな感じです☆
なお、Cピラー室内側についた溝はトノカバーをひっかけるためのものなのですが、下段に設定するとリアゲートを閉めた際にも荷物が見えなくなり、上段に設定するとリアゲートを閉めた際には中の荷物はウインドー越しに確認出来るというものになっています。
その他、ボディ室内側にも多数フックが設けられており、使い勝手は良さそうです。

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Volvo V60 T5 Momentum アルミホイールデザインはベースグレードのせいかシンプル。<投稿者撮影>
アルミホイールサイズはMomentumであれば225/50R17。このサイズ感であればタイヤ交換の費用も抑えめにすることが出来そうです。

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Volvo V60 T5 Momentum ラジエターコアサポートも樹脂パネルで覆われ、安全性を確保<投稿者撮影>

 エンジンルーム周辺はやはりと言いますか、バルクヘッド周辺がかなり作りこまれているのがわかります。フロントの車軸からバルクヘッドまでの距離も長く、ボディ剛性に配慮していることがうかがえました。

また、安全性に配慮するVolvoならではなのか、フロントのラジエターコアサポートには樹脂のカバーが施されていました。ここにカバーがつけられているのは初めて見ましたね!前面衝突時の衝撃を吸収しているのかな、なんて思いました。

 

インテリア評価:(★★★★☆)  

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Volvo V60 T5 Momentum インテリア<投稿者撮影>

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Volvo V60 T5 Momentum 運転席周辺<投稿者撮影>
インテリアは印象としてともかくシンプル☆(#^^#)
シンプルでありながらそのデザインはやはり北欧ならではのスカンジナビアンデザインであって、とてもお洒落に感じます。
まず運転席に座って目に飛び込んでくるのが中央のタッチパネル式のディスプレイ。
インパクトありますよね、この大きさのディスプレイがドドン!と置いてあるのは。テスラのモデルS程の大きさではありませんが、それでもこれは車のディスプレイとしては大画面と呼んで差し支えないと思います。
そのディスプレイ脇は大きなエアコンの吹き出し口となっていて、縦に大きいのでスペースも取らず、乗員に適した当て方をできるのでこれは良いですね!縦長というのは盲点だったように思います。
メーターパネルはこちらも半ばディスプレイ。液晶に映し出す形なので、エンジン切った状態だと真っ暗でメーターも針もありません。恐らくはここまで電子化が進むとその方が効率もいい上、コストも安いのかもしれませんね(;'∀')
視認性は悪くなく、座席の調節によってはボンネットの見切りもしやすいです。
何よりもリアクオーターのガラスが大きくとられていたり、もともとボディがスクウェア形状の為、見切りはしやすい方だと思います。
ともかく操作系のスイッチなどは殆どが中央のディスプレイでタッチパネルでまとまっているため、その分開いたスペースはエアコンの吹き出し口に使っていたりするので効率がいいデザインですね☆

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Volvo V60 T5 Momentum フロントシート周辺<投稿者撮影>
座った感じの乗り心地も気持ちのいいもので、長距離も楽にこなせそうです。
思ったのは、最近のクルマのインテリアデザインはコンソールのパネルからドアに掛けてなど、連続したデザインであることが多いと思うんですが、この車の場合はそれぞれが独立したデザインになってます。こういうデザインってこれはこれで独特で面白いですよね☆
シートは勿論?電動且つレザーシート。
調整も楽ちんです。(ただし、Momentumのグレードは基本はファブリック地のシートです。オプションのレザーパッケージを装備すればシートヒーターと助手席のシートが電動となります。Inscription以上はナッパレザーが標準です。)
オーディオもMomentumは170Wの10スピーカーが標準ですが、Inscription以上はhaman/kadon製プレミアム・オーディオシステム(600W 14スピーカー)が標準となります。…下手なオーディオルームより凄そうですよね(笑)( *´艸`)
なお、音楽媒体はCDプレーヤーとラジオは標準ですが、その他はBluetoothやUSBなどで接続させる形になります。 

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Volvo V60 T5 Momentum 後部座席周辺<投稿者撮影>

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Volvo V60 T5 Momentum Bピラーインテリア側にはエアコンの吹き出し口が<投稿者撮影>

後部座席も座って確認してみました。
座ってみた感じとしてはかなり広い方でゆったりと座れますヘッドクリアランスは拳2個は余裕で、膝回りも前席に大き目の方が座ったと仮定しても拳2.5~3個は取れます。かなりロングホイールベースなのが効いているようです。
が、座面自体は短めで高さも低めなせいか、足を延ばし気味にしてリラックス☆といった感じではないです。乗り降りはとてもしやすく、そこは好印象だったのですが。
また、このMomentumのグレードはFFなのに何故かセンタートンネルがボコッと突き出た感じになっています。何故だ?(・ω・?)また、後部座席にはUSBがありません。
グレードがInscriptionになるとリアのコンソールにエアコンのユニットが付き、リア乗車時に左右で温度調節が可能です。リアシートヒーターも装備されます。Volvoの特徴的なBピラーのエアコン吹き出し口もあります。
快適性をかなり押してる部分がある反面、座面の短さやUSBがないなどの細かいユーティリティー面が足りないのは少し残念です。尤も、この辺りは全く気にしない人もいると思いますが(笑)
 

◆安全装備評価:(★★★★★)

安全装備については上述した通り、もしかしたら世界で最も安全性に拘っているメーカーといっても過言ではないVolvo。やはり相当なこだわりが感じられます。というより、ベースのMomentumであっても安全装備については殆どが標準です。
以下に記載していきます。(あまりにも数が多いので一部省略します)
 
・SRSエアバッグ(運転席&助手席、カーテン&フロントサイド)
・頭部側面衝撃吸収エアバッグ
・電動プリクラッシュ・テンショナー付きシートベルト
・セーフティヘッドレスト 
・後部衝撃吸収リクライニング機構付きフロントシート
・難燃性室内マテリアル
・City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)
 →歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能
 →インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
 →対向車対応機能
 →ステアリングサポート(衝突回避支援機能)
・オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)
・全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール
パイロットアシスト(車線維持支援機能)
・BLIS/ブラインドスポット・インフォメーション・システム
・LCMA/レーン・チェンジ・マージ・エイド
・LKA/レーン・キーピング・エイド
DAC/ドライバー・アラート・コントロール
・衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付きクロス・トラフィック・アラート
・RSI/ロードサイン・インフォメーション
・LEDヘッドライト(アクティブベンディング機能付き)
 -オートライト
 -LEDポジションライト、ヘッドライトウォッシャー
 -LEDデイタイムランニングライト
 -フルアクティブ・ハイビーム
・ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故時保護機能、衝撃吸収機構付きフロントシート)
・ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避支援機能)
リアビューカメラ
・アクティブボンネット
・衝突時ブレーキペダルリリース機能
・パーク・アシスト・パイロット
 
いかがでしょう、一部抜粋でこれです(笑)(;'∀')Volvoの安全面への本気度合いがわかりますね!ちなみに上記に記載したのは全てグレードを問わず標準装備となります。
中にはパークアシスト、みたいに全自動で縦列駐車が出来る機能もあり、電子制御技術が発展してきたにつれて、Volvoの安全性能はますます良くなっている印象です!
なお、各装備の詳細については販売店にご確認ください(笑)
 

◆ドライビングインプレ評価:(★★★★☆) 

さあ、それでは走りの方は?
早速行ってみたいと思います!とワクワクして乗り込みました。
シートは電動で細かく微調整が可能なので合わせづらさはありません。
車内で色々説明をしてもらった後、ゆっくりと駐車場を移動し、公道へ。
 
ここで一つ気付いたのは、この車、結構ドアミラーが大きくて後方が見やすいのはいいのですが、逆に大きすぎて横を見たいときに視界を遮ることがあります(笑)(;'∀')
もちろん、シートの合わせ方などもあるかもしれないのですが。僕の場合は丁度行動に出るときにもろに見えない死角がありました。
まず印象としては乗り心地いいなぁ☆というもの。
とてもゆったりとした乗り味です。多少凸凹した道でもあまり気にならなそうです。
ステアリングはダル、とまではいきませんが、クイックというよりはゆったりと反応する感じ。レスポンスは少し緩やかです。例えばBMWなんかと比べると気持ちですがワンテンポボディの反応が遅い、というかのんびり反応する感じです。
サスペンションも比較的柔らかめなのかもしれませんかといって剛性の低さみたいなのは感じず、ボディはしっかりとしている方だと思います。強いて言えばやはりそこはステーションワゴンですからリアが気持ち柔らかい気がします。ブレーキング時にフロントに比べると少し不安定感がありました。
とはいえ決して大きなネガな印象ではなく、普通に乗る分には全く不満ないレベルです。(#^^#)
ゆったりとした乗り味なので例えば小さなお子さんがいる家族の方とか、高齢者を乗せる機会があるような方なんかにはすごくお勧めです☆
 
アクセルレスポンスも遅いということはなく、ギュンギュン回るエンジンというよりは低回転からしっかりトルクをグワッと出して引っ張ってくれるトルク重視のエンジンな印象。とはいえ、少し踏んだだけでもしっかり反応しますし、実用性はとても高そう。燃費も良さそうです。
ノーマルモードが所謂コンフォートな快適性重視の乗り味らしいのですが、スポーツモードにするとまずアクセルレスポンスはわかるくらいに変わります。ダイナミックにアクセル開度に反応しパワーも増したように感じるのでスポーツドライブを楽しみたいときはこっちのモードかな(#^^#)
 
普通に使う分にはほとんど不満はなさそうですが、個人的にはまずパドルシフトの設定は欲しかったな、というのと、オプションでポールスター・パフォーマンス・ソフトウェアという、要はエンジンのコンピューターチューニングで、エンジンの特性を変えてパワーを出すことが出来るのですが、ブレーキとサスペンションは同じもの、というとこがまた少し残念…とはいえ、ノーマルでも254馬力あるんですけどね(笑)
本格的にこの車でのスポーティーさはT8を求める、ということなんでしょうかね。高いけど…*1

◆総評

個人的評価ですが、100点満点中88点、かな(#^^#)
先日のBMWがとことんスポーツしてる(様に感じる)のに対して、こちらはとことん安全性・快適性・そして何より実用性を重要視しているな、と思いました。
目指している方向が全く異なるんですよね。
自分が以前、スバルのレガシィツーリングワゴンに乗っていた時、「これは欲張りな車だなぁ」と思った記憶があります。その意味としてはパワーもあって運転も面白くて、快適性も実用性もあって、という何でも出来るクルマだから。(もちろん、限度はあるし、それぞれの特性の専門車と比べたら負けますが)今回のVolvoはその方向のクルマな気がします。しかもそれに高級感とお洒落が入ってますね(笑)
何が言いたいかといえば、上位のT6やT8を除けばこれはやはり実用性重視の相当完成度の高いワゴンだと思います。ミニバンやSUVの方がスペース上の効率には優れているかもしれませんが、そこに運動性能も入れると行きつくのはこういう方向かな、という気がしますし。特に30代から40代のスポーツ走行好きの家庭持ちのお父さんなんかには響くような気がしますね☆
個人的にも、試乗してお店出るまではうーん、な感じだったのが、時間がたつにつれて、「いや、あれ結構よくない?デザインいいし、実用性十分だし、今のスタイルに合ってない?」とか思っちゃいました。買うならT6欲しいですが少し高いな(笑)
自分で読み返しても淡々と書いてるんですが、じつは結構印象に残ってます。
それでも点数を12点引いたのは、あとちょっと!いろんなところが足りない!(*_*;
凄く惜しいんです、色々!(笑)
価格設定は輸入車だし、まぁ仕方ない。装備面を考えたら輸入車の中ではかなりコスパ高い方ですしね、むしろ。
各所にフックもあって凄く使いやすくてリアシートにシートヒーター付けたりとか凄く配慮されているように思うのに、リアの座面短いとかUSBないとか、パドルシフト設定ないとか…ブツブツ"(-""-)"
惜しいんです、色々!まだ出たばかりだから今後改善していくことを期待します☆
なお、秋口にはこれのセダンが出るらしいので、そちらも期待してます。
また試乗したらインプレ書きます☆ 
最後に、試乗に付き合っていただいた営業のYさん、ご対応頂きありがとうございました。(^^)
 
以上、インプレでしたー☆

*1:+_+