sazabinクルマ一本道!!

元某ディーラー販売員が、車に関することを書きしたためるブログ。メインは試乗記のインプレッションですが、その他クルマに関することを素人目線から書いていきます。また、愛車の整備録や趣味関連なども記載していきます。なお、本ページは広告収入を得ています。

試乗インプレッション☆ マツダ・マツダ2( XD Lパッケージ)

こんにちは★

クルマ大好き、sazabinです(^_-)-☆

今回はインプレッション記事をお届けします☆

取り上げるのは、マツダマツダ2!(ややこしいな…)

現行でも販売しているモデルではありますが年式は少し前のものになります。(今回実家のクルマを車検に預けた際にお借りした代車です(;^ω^))

マツダ マツダ2 <投稿者撮影>

代車で借りたのですが前回のようにレンタカーではなく、グレードはなかなかいいもの☆マツダ2はインプレッションもしたことがなかったのでそれなら書いてみよう、と思ったのです(*'▽')

※ただし、マツダ2については現在も販売されており、お借りした車の年式上、本稿の記載情報は2019年時点での情報になります(つい先日もマイナーチェンジをして特別仕様車が出ていたり、仕様が変更になっている点もある)ので、その点については予めご了承ください

では、いつもながら素人目線ですがインプレしてみます☆

早速行ってみましょう★

 

ナンチャッテ自動車評論家、sazabinのインプレです。

なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。

 

試乗車:マツダ マツダ2

グレード:XD Lパッケージ

 

☆目次★

 

◆車種の基本情報

【車種紹介】

(※一部、Wikipediaの記述を参考、または抜粋)

マツダが製造・販売している欧州Bセグメントに分類されるコンパクトカー。日本国内では「デミオ」の名で販売されていたが、2019年9月より発売された4代目の一部改良モデルより国内向けの名前を廃止、グローバルで「MAZDA2」の名称に統一された。

元々の「デミオ」は、スペイン語で「私の(もの)」を意味する「de Mio」(英語の「of mine」に当たる)を意味し、元は1996年に誕生した初代モデル(DW系)は当時のマツダ車の既存コンポーネントを活用して短期間に設計・開発されたコンパクトステーションワゴンであった。
(当時の日本国内ではこのコンセプトが当たり、大ヒット車となったことでバブル期に販売店の5チャンネル化構想展開をして失敗し、赤字に喘いでいたマツダの救世主的存在となった。)

初代デミオ(DW系)

画像引用:

https://b-cles.jp/car/wp-content/uploads/2015/06/mazda_demio_1996_1.jpg

2002年には2代目モデル(DY系)が発売、初代のコンパクトステーションワゴンというコンセプトを維持しつつ、当時提携していたフォードと共有のプラットフォームを使用した「世界戦略車」となり、日本国内市場向けには「デミオ」の名前を残しつつ、グローバル向け車名としては新たに「Mazda + 車格を表す一桁の番号」のモデル名を導入することとなり、「Mazda2」の名称が与えられることになった。

2代目DEMIO(DY系)SAZABINの実家でも以前所有していたモデルなので思い出が…

画像引用:

https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=T0GB2kBl&id=08F10BEE5E482729C81FB0FC7A97B5DC55145DE3&thid=OIP.T0GB2kBlHeKWHtjdWCHRYQHaFj&mediaurl=https%3A%2F%2Fcarboss-jp.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com%2Fmodel_types%2Fmazda%2Fdemio%2F2002%2Ffront.jpg&exph=480&expw=640&q=%e3%83%87%e3%83%9f%e3%82%aa%e3%80%80DY&simid=608010156480154888&form=IRPRST&ck=49605135A53C9889A20BCEB48D195DDF&selectedindex=53&ajaxhist=0&ajaxserp=0&vt=0&sim=11

2007年に発売された3代目モデル(DE系)では欧州市場を意識したコンパクトハッチバックへとコンセプトを変え、2014年発売モデルの4代目(DJ系)ではその方向性を一層深化させている。

3代目DEMIO(DE系)

画像引用:

https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=tOoBcqg%2b&id=FE74225579FD0B5EACD2B4EE6B88AD4175078E9C&thid=OIP.tOoBcqg-oUtCE-ONSYKtNwHaDt&mediaurl=https%3a%2f%2fcarblo.net%2fwp-content%2fuploads%2f2018%2f04%2fdemio-de.png&exph=454&expw=907&q=%e3%83%87%e3%83%9f%e3%82%aa%e3%80%80DE&simid=608037592730710331&FORM=IRPRST&ck=8DEFCA7EFAB02B9FEE27F3EACAD64E17&selectedIndex=72&ajaxhist=0&ajaxserp=0

4代目DEMIO(DJ系)

画像引用:

https://www.bing.com/images/search?view=detailV2&ccid=iKyE0yCP&id=3DEA457B3334B71A118E183508C990D0B4C189CA&thid=OIP.iKyE0yCPdx-UNZkQWlHP4QHaEA&mediaurl=https%3A%2F%2Fcar-mobile.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F07%2Fwpid-Photo-20140720195727-800x433.jpg&exph=433&expw=800&q=%e3%83%87%e3%83%9f%e3%82%aa%e3%80%80DJ&simid=608014185153569043&form=IRPRST&ck=E39A5DC4F2F8A08595478D2937F2A7CD&selectedindex=2&ajaxhist=0&ajaxserp=0&pivotparams=insightsToken%3Dccid_4dIjN2Hp*cp_C76591A3AD2B0F63C45BEEA65D30DDE0*mid_EE3F78BB17A9365B91B84E99BE8D0E332487B5A0*simid_608010534435361556*thid_OIP.4dIjN2Hp6qFPgalPg-dJTgHaFj&vt=0&sim=11&iss=VSI&ajaxhist=0&ajaxserp=0

【グレード展開・価格】

エンジン毎にカタログ情報からまとめると以下の様な感じです。

※グレード展開は2019年7月時点のものとなります。

 

〈ベースグレード〉(XDはディーゼルエンジン仕様モデル)

◆15S 2WD(FF) 6速AT/6MT 154.4万円
◆15S 4WD 6速AT 174.9万円

マツダ マツダ2(15S)

画像引用:

https://kblognext.com/archives/6755.html

マツダ2のベースグレード

外観ではスチールホイールなのが特徴。

エアコンもマニュアル仕様が標準仕様のため、装備面はかなり簡略化されている。

ただし、自動ブレーキやブラインドスポットモニタリングなど安全装備は装備している。

〈スタンダードグレード〉

◆15S PROACTIVE 2WD(FF) 6速AT/6MT 166.3万円
◆15S PROACTIVE 4WD 6速AT 186.8万円
◆XD PROACTIVE 2WD(FF) 6速AT/6MT 195.4万円
◆XD PROACTIVE 4WD 6速AT 216万円

マツダ マツダ2(XD/15S PROACTIVE)

画像引用:

https://response.jp/article/2020/04/11/333526.html

ベースグレードに装備を追加、充実させたスタンダードグレード。 

アルミホイール、オートエアコン、運転席&助手席シートヒーターが標準装備、ステアリングやパーキングレバー、シフトノブの本革巻き仕様がメーカーOPで選択可能となる。

〈上位グレード〉

◆15S PROACTIVE S-Package 2WD(FF) 6速AT/6MT 186.8万円
◆15S PROACTIVE S-Package 4WD 6速AT 207.3万円
◆XD PROACTIVE S-Package 2WD(FF) 6速AT 211.6万円
◆XD PROACTIVE S-Package 4WD 6速AT/6MT 232.2万円

マツダ マツダ2(XD/15S PROACTIVE Sパッケージ)

画像引用:

https://www.goo-net.com/newcar/MAZDA__MAZDA2/10139277/

PROACTIVE仕様に装備を追加、充実させたハイスタンダードグレード。

PROACTIVEの仕様に加え、ステアリングやパーキングレバー、シフトノブの本革巻きが標準仕様となり、クルーズコントロールも標準装備となる。その他、運転席が6wayの電動シートをメーカーOPで選択可能になる、などの違いがある。

PROACTIVEとの外観上の違いは前後バンパーのメッキ部分位の違いしかない。

〈最上位グレード〉

◆15S L-Package 2WD(FF) 6速AT/6MT 205.2万円
◆15S L-Package 4WD 6速AT 225.7万
◆XD L-Package 2WD(FF) 6速AT 241.3万円
◆XD L-Package 4WD 6速AT/6MT 261.9万円

マツダ マツダ2(Lパッケージ)

画像引用:

https://www.car-and-driver.jp/newcar/2020/05/18/2-8/

L-Packageは最上級グレードとなり、各シートが本革シート化、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)、シャークフィンアンテナ、高輝度塗装の185/60R16のタイヤとアルミホイールの仕様が標準装備となる。

〈その他グレード〉

◆15MB 2WD(FF) 6MT 162万円

マツダ マツダ2(15MB)

画像引用:

https://www.mazda.co.jp/cars/mazda2/grade/15mb/

モータースポーツを楽しむためのベースグレードで、装備的には殆どが簡略化されている(ただし、エアコンはマニュアルエアコンが標準装備、安全装置もスマートシティブレーキサポートやブラインドスポットモニタリング機能などは標準装備となる)。

 

 

このようにまとめると、上位グレードは確かに装備が充実はしていますが、基本的な装備や安全装置についてはグレード特有の装備は少ないように思います。特に電動シートや本革シートに拘りがなければL-Packageを選択しなくても、スタンダードの15S PROACTIVEでも十分かと思います。
あとは1.5リッターのガソリン仕様でパワー不足の不安があるのであればXDのようにディーゼル仕様、という選択になると思います。このあたりは費用面との相談もあるかもしれません。

 

【色展開】

マツダ マツダ2 色展開<当時のカタログより抜粋>
紙面からの撮影なので見づらくてすみません…(*_*;
色展開としては以下8色で、★は有料色で設定されていました。
また、(△)の印が付いた4色は15MBには設定出来なかった様です。
★ソウルレッドクリスタルメタリック
★マシーングレープレミアムメタリック
★スノーフレイクホワイトパールマイカ
・ディープクリムゾンマイカ
・セラミックメタリック(△)
・エターナルブルーマイカ
チタニウムフラッシュマイカ(△)
・ジェットブラックマイカ
ソニックシルバーメタリック(△)
・ディープクリスタルブルーマイカ(△)
 

【基本スペック<諸元表>】

諸元表については以下の画像を参照ください。

マツダ マツダ2 諸元表<当時のカタログより抜粋>

では次に外観、エクステリアを見てみましょう(*'▽')

 

 

◆静的評価

エクステリア

マツダ マツダ2(Lパッケージ)上質なワンモーションフォルム。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)かなり目力の強い顔つき。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ホイールとデザインがマッチして上質感を醸し出している<投稿者撮影>
進化して深化した第2弾の魂動デザイン☆

では外見から見て行きましょう☆

今回の車両は前述の通り、代車でお借りしたもの。グレードは調べたところLパッケージとなります。

全体的なデザインは、初代CX-5から始まった一連の魂動デザインを踏襲していますが、今回のマツダ2は魂動デザインが第2弾として、進化したものになっています

ヘッドライト周りのグリルから続くシグネチャーウイングの処理にそのあたりが見受けられますね。マツダ3あたりから始まった、シグネチャーウイングの端がヘッドライト下に伸びたデザイン上質感を感じさせるものとなっています。

マツダアイデンティティとなっている5ポイントグリルと呼ばれる5角形のグリルはこのモデルでも継続されています。しかし、このグリルが非常に複雑な立体的なデザインとなり、この辺りも上質感の向上につながっています

この表情のデザインは旧モデル、魂動デザインの第一弾とは好みがわかれるところかも。(*'▽')

空力的にはボンネットはグリル端から発生した空気の流れをボディサイドから後方へと導く様にデザインされていますボンネット両脇のデザインがサイドミラーに向けて抉られており空気の通り道を形成していることが伺えます。

マツダ マツダ2(Lパッケージ)流麗なサイドデザイン。<投稿者撮影>

サイドから見てみると、このモデルが非常に流麗なデザインをしていることがよくわかります☆特に特徴的なのはAピラーの位置と角度

軽自動車でも背高なコンパクトさが特徴となっている昨今のトレンドとは異なるもので、Aピラーを後ろ側へ寄せ、倒すことで流麗さを醸し出しています。プレスラインも複雑に何本か走っておりフロントから繋がる流れによってどこか優雅さも感じさせるデザインとなっています。

ウインドーのラインが後方に行くに連れ徐々に上がっていて、絞り込むことでスポーティーさを演出していることがわかります。また、サイドミラーはボディ側から生やす形状を採用し、空力を意識した仕様となっています。この辺りは他のマツダ車にも見られるものなので、魂動デザイン共通のコンセプトなのかもしれませんね。

マツダ マツダ2(Lパッケージ)給油口は左側。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)下回りが太く、ドッシリとした印象のデザイン。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)コンパクトながらも上質感に優れる。<投稿者撮影>

リア周りはマイナーチェンジによって名前が「DEMIO」から「マツダ2」に変わった中でもあまり変化がなかった部分ですね。細かい点で言えばテールランプ内の意匠が変更されていたりなどはあるのですが、全体のデザインはフロント程の変化はありません。そのため、デミオ時代?から引き継いだデザインではありますが、このリアのドッシリと落ち着いた感じは先代のDE型デミオと比較しても華奢な印象から質感を重視したデザイン手法への転換が見られる点といえるのではないでしょうか(*'▽')

 

 

ラゲッジは狭め?でも実用性は充分!

マツダ マツダ2(Lパッケージ)荷室容量は280L。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ラゲッジボードを取り外したところ。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ラゲッジの後席可倒時。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)パンク修理材とジャッキを装備。<投稿者撮影>

トランクは容量としては後席使用状態で280Lなのだとか。

さすがにクラス内でみても広めとはいえませんが、後席は6:4の分割可倒式なので長尺物は比較的積めます後席を倒す際は室内側からレバーを操作でロック解除できます。

2人分の旅行鞄などであれば必要十分のスペースと言えそうです☆

なお、後席を倒した時は後席の背もたれ部と荷室床とで段差が出来るのですが、アクセサリーでこの段差を埋めるボードもあるようです。(荷室をフラットにできる、ということですね)

ラゲッジの床マットを剥ぐと、パンク修理材とジャッキが装備されていました。

 

コンパクトの制約の中拘って作られたエンジンルーム

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ディーゼルエンジン仕様のエンジンルーム。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)左右のストラットタワー部を黒いレインフォースで接続しているのがわかる。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)後方排気のレイアウトであることがわかる。また、タービンの存在も確認出来る<投稿者撮影>

 

エンジンルームも拝見。パッと見の印象は結構キツめに詰められたレイアウトだなぁ、というところでした。ディーゼルエンジンとなるとターボ仕様となるのでその分スペースは狭めになるのかもしれません。ただ、その中でもストラットタワー頭頂部を左右連結させて剛性を出していたりエンジンやバッテリーという比較的重量物をなるべくバルクヘッド側に近づけて重量配分を工夫している様子も見受けられます。

また、エンジン本体とラジエター間は少し空間が設けられており冷却と衝突安全性にも配慮している様子も伺え、コンパクトという制約のある中で拘って作られているなぁ、とも思いました。

マツダ マツダ2(Lパッケージ)Lパッケージ標準の高輝度塗装アルミホイール。<投稿者撮影>

足元は本モデルは最上級モデルっということもあり、高輝度塗装のメッシュ型アルミホイールが装備されていました。サイズは 185/60R16 で、このサイズなら社外アルミで履き替えの際にも色々選択肢がありそうですね☆

 

 

◆インテリア

(評価対象項目(*'▽'))

ここからはインテリアについて紹介していきます☆

幾つか写真を撮影しましたのでまずはそちらとキャプションをご覧ください☆

マツダ マツダ2(Lパッケージ)前席周辺。代車なので「禁煙」などの張り紙はご愛敬w<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ステアリング周辺。メーターはセンターにタコメータ、デジタルの速度計が備わる。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ステアリング左側。オーディオのボリュームや選択、電話関連などのスイッチが備わる。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ステアリング右側にはクルーズコントロール関連のスイッチ類を装備。<投稿者撮影>
装備充実、質感も高いインテリア

インテリアはデミオのものを引き継いでいますが、やはり最大の特徴はその上質感、質感の高さ!他社の同クラスのコンパクトカーとは比較にならない位、高級車に乗っている様な感覚にさせてくれます。

というのもプラスチックの様な質感を低く感じてしまう材質は足元やコンソール麓など、使われていないことはないのですが、普段は視界に入らないようなところに使用されていて、視界に入るダッシュボード周辺は合皮やソフトパッド、メッキなどを使用して一クラス、二クラス上の上質感を醸し出しています

これだけでもドライブの気分が上がるというものですが、運転席に座ってみると特徴としてステアリング周辺についてはメーターパネルを中心にエアコンの吹き出し口など左右対称に構成されていて、安心感というか包まれ感があるんですよね☆また、メーター自体もこのグレード仕様ではセンターにタコメーター、デジタルのスピードメーターということでとても見やすいので運転にも集中出来ます

ステアリング周辺もオーディオ系は左、クルーズコントロールは右、と整理して配置されていたり、ウインカーやワイパースイッチも少し太目のデザインとなっていることでステアリングを握った際に少し指先を伸ばすだけで簡単に届く様配慮されていたり、人間工学的に本当に考えられているな、と思います。

 

座って使ってわかる、配慮の数々☆

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ダッシュボードにはナビやシステム操作用のディスプレイが備わるが、周りには視界を遮るものがなく周辺の確認もし易い。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)センターコンソール麓。エアコンやDVDの挿入口、USBなどが備わる。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)エアコンパネルの上にはシートヒーター、ステアリングヒーターのスイッチが。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ギアをリバースに入れるとバックモニターが作動。画面は360°モニター搭載車。<投稿者撮影>

運転席に座ってみると、その周辺だけでも色々な配慮があることに驚かされます。

ディスプレイはダッシュボードにありますが、その高さに相当するものは他には何もない為、ディスプレイ周囲に運転席からの視界を遮るものがなく周囲の安全性の確認に役立ちますし、エアコンのツマミにしても大き目のダイヤルで目にも付きやすいので慣れてくれば感覚で操作できる上、溝が彫ってある形状の為女性でネイルなどをしている方でも指の腹で掴む動作が可能なのでネイルを傷つけずに済むとか、ともかく工夫にあふれてます。

各スイッチがわかりやすく、デザインと機能性をそれぞれ両立しつつ設計されているのが凄いところです。しかもそれがいずれも安っぽい印象がなく、「自分は良い車に乗っているんだ」という満足感を得られるところも見逃せないポイントです(^^♪

シフトレバー周辺はマツダコネクトの操作を行うコマンダーコントロールのパネルが特徴的です。このあたりは他のマツダ車とも共通しますね。ダイヤルを回したり倒したり、押し込んだり、というモーションで扱うことが可能で、慣れてくると感覚的に扱うことも出来る為、この辺りは最近増えてきたタッチタイプのコントローラよりも扱いやすいと思います。(タッチ式だと、手先が乾燥してると反応しなかったりすることもある

このパネル後ろ側には縦2個でカップホルダーがありますが、ここは数少ない残念ポイントの一つで、この位置のカップホルダーは、運転中は少し使いづらいです…(;^ω^)

 

ドライバー目線で設計されている運転席周り

マツダ マツダ2(Lパッケージ)機能的にドライバーファーストで作られている運転席。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)背もたれの白いステッチ部分は少し注意が必要か…(後述します)<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)運転席側ドアパネル。<投稿者撮影>

この辺りは先日のアクセラの記述とも殆ど同じになってしまうのですが、記載しておきます。

運転席周りは座ってみるととてもドライバーに配慮した印象

ディスプレイ脇やサイドミラーの根元辺りなど、通常は死角となる場合が多いのですが、この車両については丁度その部分が空間確保されているため、必要な視界情報は得られる印象です。

また、シートも一部合皮の素材とステッチが使用されていて、滑り止めの効果もある為、着座位置固定に役立ちます

ペダルは最近のマツダ車全車標準となるオルガン式、かつフロントタイヤを通常よりも前に配置することで足元スペースを稼いでいるので、着座して足を伸ばした先に丁度ペダルが来るように調整されています通常はタイヤのスペースに押しやられ、どうしても(右ハンドル車は)ペダルが中央寄りに配置されることになり、体に対して足を左側に向けないと行けない、という場合があるのですが、上記レイアウトとなっているのでとても姿勢が作りやすい。また、アクセルとブレーキの踏みかえがしやすいというメリットもあります。
運転にしても効果的で、長時間の運転でも疲れにくく、安全にも直結する部分でもあるんです☺️人間工学の賜物らしいですが、こういう配慮は大切ですよね😃

ただ、シートについては一言。このグレード限定かつ自分の場合たまたまだったのかもしれないのですが、背中に当たるステッチの部分が丁度自分の背骨にゴリゴリと当たり、痛くなってしまったという事態がありました。気温が上がってきて薄着していたのも原因かもしれませんが…一応記載しておきます。

 

 

後席は必要最低限★

マツダ マツダ2(Lパッケージ)後席周辺。カップホルダーなどはない。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)後席の足元は広め。<投稿者撮影>

後席も座ってみましたが、乗りにくい印象はありません。ただ、やはり広くはなく、この辺りはコンパクトカーだな、と実感するポイントでもあります。

身長176cmの自分が運転席をセットした状態で後席に座ると、膝回りは殆ど余裕がない状態でした。ヘッドクリアランスは指2~3本分くらいは余裕あるかな、というところです。

また、後席足元は前席の下に足を入れられるような構成になっているため、足元周りは広く感じます

後席側はUSBなどの装備がないので、必要であればカー用品などで補う、などの工夫が必要です。コンパクトカーですし、大人4人フル乗車、という状況はそうはないでしょうし、そのあたりを踏まえて購入するのであれば特にマイナスともならないかとは思いますが、後席の窓は少し狭めかな、というのはありました。

人によってはこの辺りが不満のポイントになる可能性はあるかもしれません。

 

 

◆安全性能評価

(評価対象項目(*'▽'))

マツダ車は安全装備に特に抜かりなく力を入れているように思います。
今回のマツダ2もその例に漏れず、なのですが、グレード問わず標準装備されてるものは以下ですね😃この辺りは前回のアクセラともほぼ変わりませんので内容も重複します。

・ダイナミックスタビリティコン トロール システム& トラクションコントロール システム

・アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート

・AT誤発進抑制制御(前進)

・スマート・シティ・ブレーキ・サポート

・AT誤発進抑制制御(後進)

・車線逸脱警報システム
ブラインドスポット モニタリング&リアクロス トラフィック アラート

・リアパーキングセンサー(センター/コーナー)
ヒル・ローンチ・アシスト

マツダ マツダ2(Lパッケージ)グリル内のレーダーとカメラ。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)ガラス状にもカメラを装備。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)安全装置関連は運転席右側に集約して配置。<投稿者撮影>

マツダ マツダ2(Lパッケージ)リアバックカメラ。<投稿者撮影>

 

ややこしいのはスマート~ブレーキ関連😅どれも標準装備なんですが、アドバンスト~の方は先行車や前方のクルマをカメラで検知してブレーキを自動制御の上、衝突回避をサポートし、スマート~は同機能が後退時に働くものだそうです。ただし、作動する速度域があるので詳しくはディーラーにてご確認下さい。

エアバッグについては運転席用助手席用、カーテンまで標準。ABSも標準
360°でクルマ周囲を見れるモニターはメーカーオプションとなります。

とはいえ、ここまで標準装備ならほぼ充分な気もします。
色々なクルマ見てきてますが、ここまで標準装備で安全装置が充実してるのって、他社では本当に高級車の価格帯、400万円以上のものでないとあまりないです。
人によっては、この装備はいらない👋😞、という方もいるかもしれませんが、あって困ることはないと思います。

このクラスでここまで標準装備であることを考えると相当なバーゲンプライスな気がします(^^)/

ただ、一点残念なのはバックカメラの位置ですね。

リアバンパー内、ナンバープレートの上という位置のため、画面に映像を映しても現在の位置がわかりにくい、というのがあります。この辺りは慣れもあるかなぁ…

 

 

◆動的評価

動力性能

(評価対象項目(*'▽'))

最後に運転してみた感覚と感想です。

今回のモデルは1.5リッターの直列4気筒ディーゼルのターボエンジンモデル。

とても乗りやすいサスペンション。ボディもしっかりで好印象☆

ディーゼルということでやはり気になるのはあの特有のカラカラ音

が、運転席でエンジン掛けてみるとその心配は杞憂に。

全く!…とまではいいませんが、殆ど気にならないレベルでまるでガソリンエンジンみたい!(*'▽')しかも始動時の振動もあまりなく、この時点で優等生の気配が。

次に感じたのは低速時のステアリング応答の良さとしっかりとしたボディ感。

実は以前、デミオ時代のディーゼルモデルにも乗ったことがあるのですが、そこよりもさらに進化しているのを感じました。

ボディが本当にしっかりしています。低速で少しステアを切っただけでちゃんと応答しますし、ボディのヨレとかコンパクトカー、軽自動車にありがちなグニャグニャ感は皆無ハンドリングについてはかなりの好印象☆( *´艸`)

これは凄いクルマだな、と感じつつ公道へ。

最小回転半径もLパッケージは4.9mということで取り回しもし易い☆

 

サスペンション関連もフロントがマクファーソンストラット、リアがトーションビームとこのクラスではオーソドックスなもの。ですが乗り心地も上々☆無駄な振動もなく、段差もいなしてくれる印象です。

走っていての印象として、フロントは癖もなくススッと切り込んでいけるのでフロントのサスペンションは柔らかめなセットなのかもしれません。

一方、リアは逆に少し固めなのかも。少しゴツゴツした印象が無きにしも非ず。

ですが不快なレベルではなく、旋回時にもシッカリと前に付いてくる足ですし、ブレーキング時にもシッカリとリアのグリップ感を感じる足回りで運転が楽しく、好印象でした☆

運転席側からの観点としては、視界も良く、不便さはない印象です。

コンパクトなさいずであることもありますが、車両感覚も把握しやすく思いました。

安全装置でブラインドスポットモニタリングが標準装備の為死角の車両も把握出来るし、夜間の運転についてはハイビームを自動でコントロールしてくれる機能まであるので運転のしやすさはもう◎(^_-)-☆とても優等生です☆

トルクがモリモリ☆パワー不足?何それ美味しいの?(って感じです)

エンジンもとても扱いやすい印象です。

スペック的には 105ps/4,000rpm 、25.5kgf/1,500~2,500rpm なので明らかにこのサイズのクルマにはオーバースペックです。特にトルクがw

このトルクなら1クラス上のマツダ3でも動かせるくらいだと思うので、それをこのサイズに積んでいるのでパワー不足を感じるわけもないw

僅かに踏んで1,000回転でも発進、動かすには十分で、グググっと引っ張ってくれる印象です。これなら大人4人が乗ってもパワー不足を感じることはないと思いますね。

なお、以前乗ったデミオディーゼルには感じた高速レーンチェンジ時の慣性の残る感覚は試すことが出来なかったのですが、ボディとサスペンションの感覚からすると改善されていそうに感じました。

 

 

◆快適性能評価

(評価対象項目(*'▽'))

乗り味としてはしなやかで、快適性は良い方と思います。

ただし、前席は問題ないですが、後席はある程度割り切りは必要かな、とは思います。

1時間以内の移動位であれば問題ないとは思いますが、長時間で休憩なしで後席に長く座るのは少ししんどいかも…この辺りを求めるなら1クラス上のモデルか、コンパクトカーでも居住性に重きを置いた車種の方がいいかもしれません。

そのあたりを割り切れるのであれば大丈夫かも?

 

 

総合評価

個人的評価として、各項目に以下の様に点数を付けてみました。

※各点数は上記記述に基づいた主観的・個人的評価となります(笑)

 

 ・インテリア     :18/20点

 ・安全性能      :20/20点

 ・動力/感性性能:20/20点

 ・快適性能   :17/20点

 ・おススメ度  :20/20点

 

 ・合計点数  :95/100点

 

上記の点数としてみました。

これはねー、正直ビックリするくらいおススメ出来るクルマです。

コンパクトクラスってことで考えるならもう欧州車と同列のクルマと思います、個人的には。

点数は、インテリアと快適性を少し下げましたが、これは前述の前席でのカップホルダー使いにくい問題と、後席の居住性が、仕方ないけど割り切り必要だよね、の部分です。なので、根本的な車の性能に響くものではないです。

 

安全性能は、クラスと価格を考えたら文句なし!と思います(^_-)-☆

動力/感性性能も満点です。

乗ってて楽しいし、パワー不足も感じない。強引にマイナス面を探すなら、優等生過ぎて面白くない、くらいのもの。それくらい自動車としての総合力、パッケージは優れていると思います。

総評としては、自動車の基本性能としては本当に優秀、です

特に、買って後悔をしたくないコンパクトカーを求めるならこれでしょう!という感じ。質感高いし、これでダメなら欧州車行くしかない。国産でこれに匹敵する高級感ってないんじゃないかな。レクサスにはこのクラスのコンパクトカーないですし…

おススメとしては、(荷物積むとかの用途を必要としない)男女問わず独身の方、結婚したばかりで新しく生活を始める方、もしくは子育てを終えて夫婦でゆっくりと過ごしたいという方、さらには車で人生に変化を、彩を与えたいという方には特に推薦できます!ロードスターと並んで、今のマツダのコーポレートスローガンである「Be a Driver」(車に乗って自分の人生を想いのままに運転しよう、人生のドライバーになろう、といういみがあるらしいです)を表している車だと思います。

乗りやすい、扱いやすい、デザインもいい、名車だと思います。

新車で検討中の方、中古でお探しの方、ご参考にして頂けたら幸いです。

 

以上、インプレでしたー( *´艸`)

※あくまで主観的評価となります。