sazabinクルマ一本道!!

現在NWエンジニアをやってる元某ディーラーの中古車販売をしていたアラフォーが、車に関することを書きしたためるブログ。メインは試乗記のインプレッションですが、その他クルマに関することを素人目線から書いていきます。

RX-8 とメンテンナンスーロータリーエンジンのオイルのお話★

こんにちは★

クルマ大好き、sazabinです。

 

いつもご覧いただきありがとうございます☆(^_-)-☆

今回は自分の愛車、RX-8のメンテナンスについてのお話です。

 

今日のテーマは

ロータリーエンジンのエンジンオイル』

についてです。

 

この辺り、色々な方がブログで書いていたり、プロショップの方も色々意見を持っていたりで実に様々な情報がネット上にはあって、「正直、どの情報が正しいの?(*_*;」と迷っておられる方も多いかと思います。特に最近RX-8を所有し始めた方とか。

自分もそうでした。"(-""-)"

8の所有歴も8年くらいになりますが、その中で自分なりに得た結果、結論を書いていこうと思います。 

同じRX-8乗りの方の参考になれば嬉しいです☆

自分も今回記事を書くにあたり、ちょぴっと復習しました(笑)

備忘録としても記載しておきます。

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愛車の蒼八君、バックショット☆

☆目次★

 

◆そもそもエンジンオイルって?

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エンジンオイルには実に様々な種類が☆

よく耳にする「エンジンオイル」。そもそも「エンジンオイル」って何なんでしょう?

※一応ここではロータリーエンジン用途として記載しますが、レシプロエンジンでも大きくは変わりません。求められる性能は異なりますが、基本的な役割は同じです。

エンジンオイルの基礎知識☆

ここでエンジンオイルについて少しお勉強☆

エンジンオイルはまず、どのような役割を持っているかですが、以下の様な働きがあります。

エンジンオイルの働き

①エンジンの潤滑剤として働く
②エンジンの冷却作用
③圧縮漏れを防ぐ(密閉作用)
④エンジンから出た金属カスを除去する(洗浄作用)

※これ以外に、製品によってはエンジンの腐食防止として抗酸化作用があるものもある

 

①エンジンの潤滑剤として働く

これが一番エンジンオイルと聞いてイメージしやすいかもしれませんね。

エンジンって金属のパーツ同士の集合体ですから、それぞれが擦れあう箇所もたくさんあるので、その潤滑剤の役割です。

②エンジンの冷却作用

これは少し意外に感じる方もいるかもしれませんが、エンジンって内部で爆発が起こっているんですよね。爆発の温度って少なく見ても800℃以上です。オイルって高温になっても数百度ですから、それでも十分にエンジンを冷やす役割が果たせるんですね☆

③圧縮漏れを防ぐ(密閉作用)

エンジンはレシプロもロータリーも、爆発させる原理は同じで、「空気とガソリンの混合気を圧縮して着火して爆発させる」なんですが、混合気を圧縮した際に漏れ出ないように金属のパーツ同士の隙間を埋める、という働きがあります。

④エンジンから出た金属カスを除去する(洗浄作用)

エンジン内部で金属同士が擦れると、やはりわずかな金属のカスなどが生まれます。

それを流れ出させて綺麗にする役割があります。

ちなみに、流れたカスはエンジンオイルフィルターでキャッチします。

エンジンオイル交換2回に1回はフィルターの交換が必要と言われるのはこのためです。

ロータリーエンジンのオイルで必要なのはこの中でどの性能なのか?それは後ほど☆

 

エンジンオイルの粘度の見方 

エンジンオイルは基本的に車種ごとにどの粘度のオイルを入れるか、というのが決まっています。新車時には既に適したものが入れられていますが、交換時にはその車種に合ったものを入れる必要があります。推奨の数値は車種ごとに決められているのでディーラーに確認か、もしくは整備手帳を見てみましょう(^_-)-☆

よく、自動車量販店などに行くとエンジンオイルのパッケージに「〇Wー△△」という数字とアルファベットの羅列を見かけますが、これが粘度を表しています。

 

例:

「5W-30」と書いてあったら…

5Wは低温時の粘度数値が低いほどオイルの低温時に柔らかく、「寒さに強い」、

「エンジン始動が良い」、「燃費効率が良い」等の特徴があります。
対して、30は高温時の粘度です。数値が高いほど高温時に硬く、「熱に強い」、

「高速走行に適する」等の特徴があります。

ロータリーエンジンのエンジンオイル

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ロータリーエンジン内部。

答えはない!

では、ここまでエンジンオイルの基礎をお勉強してきたところで、いよいよ本題ですが、ロータリーエンジンにおいてはどのようなエンジンオイルを使用すべきなのか?

ですが…結論から言えば、

 

答えはありません!!( `ー´)ノ

 

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーンΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

というのも前述した通り、これについては本当に実に色々な方が異なる意見を持っており、正解がない、というのが本当のところですね…

その中でわたくし、sazabinが長年維持してきた中で色々調べて試して、今のところたどり着いた結論、として個人的な見解を記載させていただきます。

交換のサイクル

まずはオイルの種類より前に、私がどれくらいのサイクルで交換しているかですが。

目安も含めてまとめると以下です。

 

【交換時期目安】
レシプロエンジンの普通車:5,000km毎
ロータリーエンジン車:3,000km毎(※)
2回に1回はオイルフィルター交換

※メーカーのシビアコンディション(多走行車)だと5,000kmとなっていますが…

 

一般的にはこれくらいみたいです。

で、私はといえば、

 

1,500km毎

 

の交換を心がけています。

普段、あまりエンジンを回さない方というのもあって、恐らくはカーボンのスラッジ(ゴミ)がたまりがちになっているだろうなぁ、という予測もあってなんですが、早めに交換しています。実際、プラグも交換したときに黒くなっていることが多いので…

早すぎない?Σ( ̄ロ ̄lll)と思われるかもしれませんが、やはり交換後はエンジンのレスポンスが全然良くなるので効果も実感出来ているので、間違いはないのかなぁと思っています。

 

◆おススメのオイル☆

いよいよここが本題ですよね。

あくまでも自分で調べた、経験を基にしたなりに、の見解を書いていきます。

その前に、エンジンオイルについてもう少し踏み込んだ考察をしていこうと思います。

個人的にはここを把握しておくことでオイルの選び方も変わるのではないかな、と思っています。

 

まず、エンジンオイルって大別して「化学合成油」と「鉱物油」、「部分合成油」ってのがあるんですが、それについてのお話から。

※部分合成油については今回割愛します。

☆化学合成油☆

今主流の化学合成油。

どういうものかと言えば、石油原油を蒸留させた後、科学的に分解、合成を繰り返して精製することで不純物を可能な限り排除したエンジンオイルを「化学合成油」または「100%化学合成油」と言う。そうです。定義として。

特徴としてのメリット/デメリットを挙げていきます。


メリット
 ・寒い時期、場所でもエンジンの始動性が良い
 ・耐熱性が高く、オイルの劣化がしにくい
 ・蒸発性が低く、蒸発することがない
デメリット
 ・高性能、高品質ゆえに価格が高い

 

(・_・D フムフム

やはりよく考えて作られているだけあって、いいことづくめに見えますね。

一方、鉱物油とは。

☆鉱物油☆

鉱物油は石油原油を蒸留して精製するエンジンオイルです。昔ながらの製法で作っているオイルですね。

こちらも特徴としてのメリット/デメリットを挙げていきます。

 

メリット
 ・最も多く普及しているベースオイルで価格が安い。
デメリット
 ・耐熱性能や耐酸化性能で化学合成油に劣る。
 ・化学合成油に比べると分子構造にばらつきが多く、始動性や燃費性能は劣る。

 

なるほど、こちらも性能単体で見れば化学合成油には劣る部分もあれど、価格が安いのは魅力的です☆

では、ロータリーエンジン用としてはどちらがいいんでしょう?(;^ω^)

 

ロータリーエンジンに求められるオイルの性能

冒頭、エンジンオイルの基礎にてロータリーエンジンに求められるのはオイルのどの性能なのか?というのを挙げましたが、ここで述べて行きます。

個人的に調べた上での見解ですが、ロータリーエンジンで大事なのはオイル性能の中でも以下の2点だと思っています。

・冷却性能

・油膜維持性能

ここで、ロータリーエンジンレシプロエンジンと構造的に異なる、ということを改めて意識する必要があると思うのですが、一般のレシプロエンジンと比べ、ロータリーエンジンはまず冷却方法に違いがあります。

冷却方法の違い

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レシプロのV型エンジンイメージ

レシプロエンジンの場合、例えば上の画像で言えば白いピストンの周りを囲むようにウォータージャケットという冷却水の通り道がある上で、なおかつピストン周辺にエンジンオイルが流れることで冷却水での冷却とエンジンオイルでのいわば油冷での冷却を同時に行うことが出来ます

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ロータリーエンジン

 

一方、ロータリーエンジンの場合、上の画像で言うと(先程と同じ画像で恐縮ですが(;^ω^))中央のお握りの形をしたものがローター本体で、外側の多数穴の開いた箇所、これがウォータージャケットで、冷却水の通り道です。

エンジンオイルはガソリンと一緒に散布されるのと合わせ、ローター内の外側の穴に入ります。ローターの動きを画像で見てみると、

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レシプロとロータリーのエンジンの仕組み比較<画像参照先:https://clicccar.com/2020/07/12/992186/1-370/>

ローターのハウジング(ローターがグルグル回る部屋のパーツ)は冷却水で冷やし、ローターは油冷で冷やす、という分割された形での冷却となるそうです。

その為、エンジンオイルは放熱性に優れたものが重要、と私自身は考えてます。

油膜の維持

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ピストン分解写真。右のピストン、脇の溝に画像下のピストンリングをはめる。

一方、油膜維持についてですが、レシプロエンジンで言えばピストンリングというピストンの根元に付ける輪っかがあるんですが、レシプロエンジンの場合ピストンリングとオイルでもって、エンジンの燃焼室の圧縮を保っています

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ロータリーエンジン内部。ローターの赤い部分がアペックスシール。

一方、ロータリーエンジンの場合は、ピストンに相当するのが中央のお握り型のローターになるわけですが、このお握りの三角の頂点にそれぞれ「アペックスシール」という特殊な合金の素材がついていて、それがレシプロエンジンピストンリングに相当します。このアペックスシールが常にローターのハウジング内外壁を擦りながら高速で回転しているわけでして、その圧縮を保つのにエンジンオイルが重要な働きをしています

その為、油膜維持性能に優れたものでもある必要があるわけです。

(余談ですが、このアペックスシール開発についてはロータリーエンジン実用化においても最大の難所だったようで、あの「プロジェクトX」でもロータリーエンジン開発の回で紹介されていました。感動的なお話なので興味あればぜひご覧ください☆)

ロータリーエンジンのオイルに求めたい性能

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そこで、重要になるのが先程の化学合成油と鉱物油の特徴なのですが、先程はメリットデメリットの形で大まかに書きましたが、もう少し掘り下げると以下の性質があります。

 

化学合成油:全く粘度がなく、分子的に細かい

→ロータリーの場合、油膜維持と冷却が大事な要素になる為、分子構造が細かいと、

 分子同士が結合した際に隙間がなく、放熱性能が下がる

 また、分子構造が細かいため、結合が壊れやすい(=油膜が維持できなくなる)

 

鉱物油:粘度があり、分子構造が大きい

→化学合成油と比べると分子結合の際の隙間が大きい為、放熱性に優れる

 油膜維持も期待できる

 

上記の特徴があるそうです。

化学合成油は元となる基油をベースに化学的に調整をしてくわけですが、その過程でどうしても油本来の粘度が落ちてしまうとのこと。粘度が落ちればその分油膜は出来ても壊れやすくなってしまうそうです。

一方、鉱物油は油本来の粘度が残っている為、そのあたりは安心なのだとか。

さらには補足すると、化学合成油は元となる基油に添加剤を加えて精製しますが、添加剤の主成分は「エチレン系」と呼ばれる成分で、ビニールの原料でよく見るポリエチレン系と似たようなものを化学合成してつくられます。
ビニール袋を燃やしてみるとわかりますが、黒い煙と燃えカスとして煤が出来ますよね。このカスが増えてエンジンに蓄積すると、エンジンオイルの役割として油膜維持と冷却が出来ていない、ということにもなるそうです。

以上の理由を知ってからは私は鉱物油のみでオイル交換しています

 

※ここで言う化学合成油は一般論としての化学合成油のことであり、例えばロータリーエンジン専用として開発されている「シンセレネシス」などの商品もありますが、その効果を否定する意図のものではありません。 

◆sazabin的に辿り着いた境地

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愛車の蒼八君、サイドショット☆

では、結果として私は普段何のオイルを使用しているのか?

明かします。シンプルです。

 

ディーラーの純正オイルです☆(^^♪

ナニーーー!!Σ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)Σ( ̄ロ ̄lll)

 

オイルの粘度は5W-30

頻度は前述の通り1,500kmを目安に交換

2回に1回はオイルフィルターも交換しています。

ちなみに、8年間通してますがこれまでエンジン本体のトラブルはゼロです☆

ディーラーでも「この走行距離(現在10万キロおーばー)でエンジンにここまで異常がない個体は他で見たことがない!Σ( ̄ロ ̄lll)」と言われたこともあり。自分のやり方が合ってたのかなー、と思ってます。

(ただ、この辺りは後期型でメタリングポンプが改修されたのがかなり要素としては大きそうですが)

 

理由としては上記の特性以外には以下の理由としてです。

・純正オイルは鉱物油だから

・ディーラーで聞いた情報として、ロータリーエンジンの開発時に使用していたオイルは純正のオイルだから

 

特に2番目ですね。

開発で使っていたらそれが一番適しているだろ☆と短絡的に考えたのがきっかけですw

ではその効果のほどは、ということで測ったのは納車されて1年半くらい経った時だったのですが、ロータリーエンジンの圧縮測定の結果は

 

 圧縮点検:フロント値平均8.5、リア9.3(2015/4測定時、走行距離63,030km時)

 ※フロントとリアのローターハウジング3室ずつの平均です

 

上記でした。基準は難しいですが、7.5以上なら上々で、6.5以下だとエンジンのオーバーホールが必要、と目安になっているそうです。

またそろそろ近々測定しようと思っていますので、そうしたらまた報告しますね☆

 

◆終わりに

今回はエンジンオイルのお話でした。

冒頭で書いた通り、上記はあくまでも個人的にはこう思う!と思って書いているのでこういうやり方、人もいるんだな、位のレベルで読んでもらえると幸いです。

最後に自分が8維持で心がけているおまじないを幾つか。

・運転中はどこかのタイミングで2,000rpmを一定時間(20分くらいを目安)回す。
・エンジンを切るとき(1日~2日以上動かさなくなる時)には3,500rpm以上で

 エンジンを15秒くらい回し、7,500~8,000rpmまで回してからエンジンを切る

1つ目は走行中のカーボンダスト除去、2つ目は止める際のカーボンダスト除去です。

効果のほどはわかりませんが、今のところエンジンは好調なのは事実ですw

恐らくは今度は登場しないであろうロータリーエンジン。オーナーの皆様、大切に乗っていきましょう!

 

以上、またよろしくお願いします( *´艸`)

お読みいただきありがとうございましたー☆