実を言うと、先代型のメガーヌ、ルノー・スポールは自分が今乗ってる車を選ぶときにも対抗馬に上がったり、実家のクルマも今乗ってるクルマと選ぶときにも先代型のノーマルのメガーヌが候補に挙がってたくらい、sazabinの家では身近?なモデルでして、結果的にはそれぞれ違う車種を選んではしまったのですが、今でも話題になるくらい気になるモデルだったのです☺️
今でこそメーカー直系の部門がチューニングモデルを作成するなんてのは珍しくないですが、ルノーは昔からこういったエポックメイキングなモデルを時々出してたメーカーですから…(最たるものがルノー5ターボではないでしょうか)今回の新型メガーヌR.S.はどんな感じなのか、期待して乗ってみました☺️
色々見ていこうと思います。
ナンチャッテ自動車評論家、sazabinさんのインプレです。
なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。
個人的評価ですが各項目については5段階で評価したいと思います😃
試乗車:ルノー・メガーヌ
エクステリア(★★★★☆)
試乗車はグリスチタニアムメタリックというグレー系の色。
試乗車はグリスチタニアムメタリックというグレー系の色。
先代型のイメージもあって、どうしても黄色のイメージがあるんですが、今回標準では設定がないそうです。ちなみにこのメガーヌR.S.、色はオレンジと白とグレーの3色のみの設定です。最近では色が少ないのは珍しいですね😳💦
パッと見た印象は、少し奇抜?(フランス車という点を考慮すればこれでも大人しい方かもしれませんが😅)な感じではあるけれど、慣れてくるとむしろこの奇抜さがいい!と思えるデザインです。
何よりも特徴的なのはやはりフロントのヘッドライトでしょうか?
過去、色々なクルマのデザイン見てきましたけどこの形のヘッドライトはまた初めて見ましたね(笑)😅何だろう、どことなく歌舞伎の隈取りのような表情というか。
ちなみに、一般的に運転していて暗いときにハイビームにする(所謂前照灯ですね)と思うんですが、その機能を持ってるのは下にあるチェッカーフラッグを型どった三連のライトになります。しかも、ステアリングを切るとその方向にライトを向けてもくれます😳💦💦
そう、上のライトはどちらかというとポジションライト。なお、端っこのCの形をした箇所はLEDのライトで、デイライトとウインカーを兼ねています。
そりゃあ、F1出てるメーカーがこういったスポーツモデルにその技術を投入しないわけがないですよね😅
見てみても、空気の流れを凄く意識してます。
フロントのグリルからはエンジンへ導風するのと同時に、入らなかった空気についてはボンネットとフロントのフェンダーに流れるようにうまく整流されているのがわかります。
グリルの形状に沿ってボンネットも形作られており、ボンネットから逸れてサイドに流れる空気はサイドミラーの隙間に綺麗に導かれるようになっていますし。
フェンダーはといえば、エンジンからの熱を抜く為にエアアウトレットが取り付けられ、恐らくはホイールハウス内の整流にも効果があるように思えます。
サイドを流れてきた空気もボディがなだらかに丸みを帯びている為、ボディ後ろに抵抗となる渦を作らないようになっていますし、極めつけはリアのアンダーにあるこのディフューザー!😅
フェンダーはといえば、エンジンからの熱を抜く為にエアアウトレットが取り付けられ、恐らくはホイールハウス内の整流にも効果があるように思えます。
サイドを流れてきた空気もボディがなだらかに丸みを帯びている為、ボディ後ろに抵抗となる渦を作らないようになっていますし、極めつけはリアのアンダーにあるこのディフューザー!😅
詳しくはこちら↓
ガチで、ニュルブルクリンクで競ってるのがわかりますよね😅
ヤバイ、何か乗るの不安になってきた(笑)
エンジンルームももちろん拝見しました。
エンジンルームももちろん拝見しました。
面白いなと思ったのは、取り入れた空気をバルクヘッド側まで運んでそこにようやくエアクリーナーがあるというレイアウト。
でも、この位置だとエンジンの熱で空気が膨張しちゃうんじゃないかなぁ🤔とも思いますがどうなんだろう?その分、取り回しは直線に近くなるからパワー的には稼げそうですけど。
バルクヘッド周りはかなり強化してそうな印象です。事実、以前見てきたBMW並にバルクヘッドからフロントタイヤ中心までの距離長いですから、ニュルブルクリンク走ってるだけあってここも補強は抜かりないんでしょうね!😃
ホイールについてはサイズは245/35R19、銘柄はブリヂストンのポテンザS001なので、かなりスポーツに振った設定ですね。
ホイールについてはサイズは245/35R19、銘柄はブリヂストンのポテンザS001なので、かなりスポーツに振った設定ですね。
扁平率もかなり低めなのでハーシュネス(突き上げ感)も試乗時に確認してみたいところです。ちなみに、タイヤ代も交換は高そうですね(笑)😅
運転席に掛けてみると、見切りはやはりボンネットが丸みを帯びていることもあり、少し見辛いかな、という印象。
ペダルはアルミペダルが標準で装備されていますが、ペダル自体は吊り下げ式です。
メーター視認性は上々😊スポーツモデルだけあってパッと見た瞬間にスピードやエンジンの回転数が把握できるような配置になってますね😃
ステアリングは本革で、メーターパネルの操作スイッチも。ステアリング上部にはステアリング中央を示す赤い印も。こんなところもスポーティーに徹してますね☺️
シートもアルカンタラ生地をふんだんに使ったスポーティーなもの。
シートもアルカンタラ生地をふんだんに使ったスポーティーなもの。
滑り止め的な効果もあるので、スポーツドライビングには適しているかも🙂ヘッドレストには刺繍でR.S.の文字が。
ちなみに、ここまでスポーティーなモデルなので電動シートや本革シート設定はありません。
が、前席のシートヒーターやシートリフター(手動)は装備があり、運転席は手動ですがランバーサポートはあります。
ホールド性は良く、ドライビングポジションを決めると自然と腕を伸ばしたところにシフトノブとステアリングが来るイメージです☺️
センターコンソールには7インチのタッチパネル式のディスプレイが。
オーディオもスマホ連動式になります。
こちらの画面から車両の走行時のモード設定も可能な上、スマホ連動時にはミラーリング機能と言って、スマホの画面をそのままディスプレイに映し、スマホ上の操作が可能、といった機能も。(スマホの機種によっては出来ない場合もあるらしいですが)
後部座席については、乗り降りは特に気になる点はなく。
後部座席については、乗り降りは特に気になる点はなく。
座ってみても身長176センチの私でヘッドクリアランスは拳1つ分、膝周りも同じく1つ分といったところ。
使用には問題はなさそうですが、少しシートや乗り心地は固めかもしれません🤔
ラゲッジスペースも見てみましたが、先代型に比べると開口部が大きくなっているため、使いやすくはなっていますが、一般的なハッチバックのトランク、といった印象です。
ラゲッジスペースも見てみましたが、先代型に比べると開口部が大きくなっているため、使いやすくはなっていますが、一般的なハッチバックのトランク、といった印象です。
安全装備(★★★★★)
最新型のクルマだけあり、最近の安全装備はほとんどが標準で装備されてます。
標準装備としては以下ですね。
・プリクラッシュブレーキ
・車線逸脱警報
・ブラインドスポットモニタリング
・車間距離警報
・パーキングセンサー
・ヒルスタートアシスト
・イージーパーキングアシスト
・オートライト
・フロントオートワイパー
安全装置的にはかなり充実してる方だと思います🙂 オプションではなく標準なのも評価すべきポイントですね!
ドライビングインプレ(★★★★☆)
さて、注目の走りは?
試乗したのは1.8リッターターボモデル。
スペックとしては279ps/6,000r.p.m.なので、かなりパワフルなのかな?という印象。
乗り込むときにちょっとしたことが。
設定有無は調節出来るんですけど、乗り込んだと同時にディスプレイやメーターパネルにちょっとした演出が。どうやら人の乗り降りを関知して表示するみたいですね😳
こういう演出、嫌いじゃないな😁
ドライビングポジションを合わせて、エンジン始動。
少しだけブルブルッと振動が来ますが、すぐに収まります。
簡単に説明を受けていざ公道へ。
歩道からの段差でまず確信したのは、ボディ剛性は凄く高い、サスペンションセッティングは硬め、ということ。
運転する上でそこまで不快に思うレベルではないと思いますが、後部座席は結構振動が来るんじゃないかな🤔と思いました。
運転モードにはコンフォート、ニュートラル、スポーツ、レース、パーソナルの5種類があり、中央のディスプレイで設定が可能です。
簡単に言えばコンフォートは乗り心地や燃費重視、ニュートラルはスポーツとコンフォートの中間というか、良いとこどりされたバランス仕様、スポーツはエンジン出力もレスポンス優先となり、電子制御デバイスが入りつつのスポーツ走行に適したモード、パーソナルは個人的にカスタマイズ出来る仕様で、レースは言うまでもないですが、電子制御デバイスも全オフ、サーキット走行仕様です。レースモードは嫌な予感しかしないです(笑)😅
エンジン仕様は変わるもののサスペンションの減衰力までは変わらないそうで、新車なのもあるとは思うんですが、少し足周りは渋い、というか硬いかなー🤔
その分、ステアリングの応答性はとても良く、キビキビと走れます。FFだから前に引っ張られる感覚はあるんですが、コーナリングの感覚はそこまでFFということを意識しないレベルです。
というより、公道試乗だとこのタイプのクルマは性能を全て知るのは無理ですね😅
スポーツモードにすると明らかにエンジンレスポンスが変わり、音も変わります。これ、もしかしてマフラーも可変か?🤔
例えると、コンフォートだと
ブオオォォォ
と鳴っているのが、スポーツにすると
ガオオオォォォォ!!
という咆哮になると言いますか。
乗ってみると、サスペンションは元々硬い方だからキビキビ動くし、これは楽しい☺️
乗っていて運動性能には不満は全くないですね😃
さて、禁断のレースモードもしてみました。
営業さんからも、
と注意が。
え、そんなレベルなら公道で試したくないんですけど😵(笑)
とはいえ、やはり営業さんも同乗してるし、無茶も出来ないので少し飛ばすレベルで留めておきました。
そんなんで試乗終わり、と思っていたら営業さんが気を利かしてくれて?
お店に着いたら営業さんが運転席へ。
はい?😳
と思っていたら、
僕らが同乗しててフルに飛ばすのも難しいと思うんで、私が運転しますので、助手席へどうぞ(^_^)
と。
…込み上げる嫌な予感(笑)😅
私、ジェットコースターみたいな絶叫系は嫌いなんですが…以前は峠とか走り回ってたけど、あれは自分でブレーキ踏めるからね…
まぁそれなら、と乗せてもらい公道へ。
出た瞬間、レースモードでベタ踏み!
え😳
と思ったのも束の間、一瞬のホイールスピン後にフル加速!
嘘だろおおぉぉぉぉ!!??😵💦(笑)
シートに身体が貼り付けられる感覚、久しぶりに味わいました💦
すぐに信号で止まりましたが、
少し直線で出せるとこ行きますね☺️
と営業さん。
さらに嫌な予感確信😐️(笑)
極めつけは
しっかり捕まっててくださいね😃
ジーザス…😩
てか、営業さんが運転したいだけなんじゃ…(笑)
そのあとのこのメガーヌの本気はヤバかったです。
加速中に演出なのか、エンジン音が
パアン!
と音もするんですよ。ターボなのでミスファイアリングシステムでもあるのかもですが。
実力をしっかり見せつけてもらい、試乗を終えたのでした。
運転自体の印象としては、ボディはしっかり作られてるし、運転自体は本当にファントゥドライブだな、というもの。
マジにスポーツ走行に徹底してます。
若い方が趣味で乗る分には最高かもしれません😊
また、営業さんの運転でフルに走行して戻ると、しばらくの間はエンジンのファンがずっと回っていました。
レース並に飛ばしたからとはいえ、もしかするとエンジンルーム内の熱は逃げにくいのかもしれませんね。ファンの音は結構大きめなので、夜の住宅街とかは気になる可能性ありますね。
総評
個人的評価ですが、 100点満点中85点。
ドライバーとしてスポーツ走行“だけ”を楽しむのであれば90点以上ですが、同乗者やましてや後部座席に人を乗せる、ということまで考慮すると快適性はかなり低めになってしまうかも…
車両価格が税込み440万円ということを考えると余程このクルマに拘らなければ他の選択も出来てしまうかもな、という感じです。
ただ、恐らくはルノーのメーカーサイドとしてもそういう使い方は望んでないかもですし、快適性求めるなら通常のメガーヌのGT買ってくださいよヽ(´ー` )ノ的な考え方かもしれないので、一概に否定も出来ないのですが。
また、タイヤやブレーキなど各部見ても維持費はそこそこ掛かりそうですし、良いクルマだし楽しいクルマだけど、今の自分のニーズには合ってないかな、という話になってしまうのですが。ここまで尖ったスポーツ性は今はいらないかなー😅といったところです。
逆に、この子のポテンシャルを出しきりたいとか、シビックタイプR検討の対抗馬として!というなら全然アリじゃないかと。
特に時折サーキット走行するのが趣味です、という人にはオススメ出来ると思います☺️
長距離のツーリング用途で考えるのは疲労感とか考えると少し厳しいかもしれません。
久しぶりにシートに身体が張り付く加速感味わいました。FFでこれだけの走りなんですから、やはりクルマの進化って凄いですね😅
以上、インプレでしたー( *´艸`)
※あくまで主観的評価となります。