(こちらの記事は2018年6月12日にFacebookに記載したものを一部加筆、修正したものです。)
今日は、乗ったのがもう先々々週になってしまいますがアバルト124スパイダー。

ベースは現行型のマツダ・ロードスターなのですが、元々アルファロメオがこのロードスターのコンポーネント(シャシーとお考えください)を流用して同じ2シーターのオープンを作る、という話はあったのですが、いつの間にかアバルトに話が切り替わっちゃいましたね😃
本国であるイタリアにはフィアット版のスパイダーもあるらしいですが、日本に導入されるのはアバルト仕様になります。
(捕捉説明すると、アバルトというのは元々はポルシェにも在籍したことのあるイタリア人、カルロ・アバルトがイタリアで開いたチューニングメーカーです。フィアット車を中心に独自のアバルト流のチューニングを施し、レースで活躍したのでした。うんちくですが、創業者のカルロ・アバルトが蠍座の産まれだったため、アバルトのトレードマークはサソリとなってます😃)
ベースはロードスターとはいってもエンジンは立派なイタリアン❗️最近流行りのダウンサイジングターボで、1.4リッターターボとなり、パワーも170ps/5,500rpm、トルクは25.5/2,500rpmとなり、ロードスターと比べてもかなりパワフルな素性の持主であることがわかります。
面白いのはこのクルマ、イタリアンなのに製作してるのはマツダの広島の工場なんですよね☺️そのため、輸入車によくある船代もかからない上、オーダーしてもそんなに待たずに買えるという日本人にとってありがたい状況になってます。むしろイタリアで買う方が高くなるとかなんとか。
そんな広島生まれのイタリアン。
その性能はいかに?
ナンチャッテ自動車評論家、sazabinさんのインプレです。
なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。
個人的評価ですが各項目については5段階で評価したいと思います😃
試乗車:アバルト 124スパイダー
グレード:- (モノグレードのためなし。6速マニュアル仕様)

エクステリア(★★★★☆)
試乗車は白で、124スパイダーのイメージカラー😃印象としては「まさに124スパイダーの現代版」でした。(元々1960年代にフィアットの124スパイダーというモデルがあり、その現代版という一面がある。)
ヘッドライトなんかは最近丸目タイプが減ってきた中、LEDのライトで丸目を演出するあたり、なかなか粋だと思いますね☺️
ですが、旧124スパイダーに比べるとボディはかなりマッシブ、というか筋肉質です。勿論鉄板の加工技術とかも当時と今ではかなり差があるわけですが、今回の124スパイダーはそのあたりかなりグラマラス。
フロントフェンダーからドアを通じてリアに抜ける折り目?ラインなんかはすごく綺麗です。
さっきから書いてるようにベースはロードスターなんですが、少なくとも外見からはそれを全く感じさせません。むしろ、「え、本当にロードスターベースなの?」と思うくらい。個人的にはリアデザインはロードスターより好みかな☺️
マフラーが4本出しになるあたり、男の子は喜びますよね(笑)
その他、ホイールもロードスターから大きくなってサイズは205/45_17。最近の国産スポーツカーだと少し小さめサイズになりますが、ベースが1.5リッターのクルマと考えると充分大きい。
ちなみにですが、タイヤについてはこちらのお店のものだとかなり安く手に入れられるのでお勧めです。自分も愛車のタイヤが19インチで価格に悩んでましたが、知人よりこちらを進めてもらってかなり安く維持することが可能になりました。(勿論、銘柄やメーカーにはよりますが)
特に銘柄はATR Sportsがお奨め!インドネシアのタイヤメーカーで、スポーツタイヤで言えばブリヂストンのポテンザほどのグリップではないものの、十分なグリップ性能はあるし、コスパは段違い!自分ももう2回くらいこれに履き替えてます!☆
サイドウォールが柔らかめなので、空気多めにするといいです。実際にそういうタイヤみたいですし。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=35JU6L+F2DWVM+130Q+BW0YB&a8ejpredirect=https%3A%2F%2Fwww.autoway.jp%2Fbrand%2Fatr%2Fatrsport2
話を戻します(笑)ブレーキはフロントがブレンボ製の4ポッドキャリパー。サスペンションのダンパーもビルシュタインと、純正でかなりイイモノ使ってます。これだけでも、これで走りが悪いハズがない!と私なんかは思ってしまいます(笑)
オープンなので当然幌があるわけですが、リアウインドーはガラス製です。格納が簡単に出来るのはロードスターと同じ。
リアトランクルームにはスペアタイアはなし。
パンク修理剤が搭載されてます。
未確認ではありますが、トランクルーム内はロードスターとほぼ同じにも見えました。これ、アバルト仕様だとトランクルーム内のアクセサリー殆どないんですが、ロードスター用のやつつけられないかなぁ?🤔
ボンネットも開けさせて貰いましたが、タービンの搭載位置はかなり上らしく、その場所にだけボンネット裏に遮熱加工がされてました。
全体の印象はやはりマッシブ!ですかね。

↑リアデザインもロードスターとは別物。
インテリア(★★★☆☆)
外見があそこまでロードスターと離れていながら、内装はパット見殆どロードスターです(笑)😅勿論マツダのマークはサソリに変わってはいますが。
ロードスターで残念だったドア上部のプラスチックが革になってたのは嬉しいポイント。
本皮シートはオプション設定ですが、これはかなりロードスターと乗り心地変わります。
それ以外はまんまロードスターです(笑)
マツダコネクト搭載されてますしね。
ここはもう少しアバルト仕様として頑張って欲しかったかなー☺️

安全装備(★★☆☆☆)
安全装備はまぁ、この手のクルマなので最新の電子制御技術満載!ということはないですが、ABSやエアバッグは標準です。
が、レーンキープアシストだとか自動ブレーキなどはありません。
個人的にはクルマはドライバーが運転するべきもので、安全装置に頼りきった運転はすべきではないと思いますからこの辺りは気にしませんけど😃
むしろ、そういう装備が充実したクルマじゃないと不安だ、という方にはオススメ出来ないです😣
ドライビングインプレ(★★★★★)
さて、注目の走りは?
営業さんが試乗車を移動させるのを見てましたが、佇まいはやっぱりイタリアンなんですよね😃このクルマから白人系のお爺ちゃんとか、サングラス掛けて降りてくるとスゲーかっこいいなって思います。
その移動させてるときもなかなかの爆音。
うるさい👂️💥というレベルではないですが、音を表現するとブオンブオン!というより、バオンバオン!ですね。
乗り込んでシートを調整し試乗へ。
ひとつ驚いたのはイタリアンのはずなのにウインカーが右(笑)🤣これもロードスターベースだからですね(笑)
国産に慣れてる人からすると違和感なく乗れます(笑)
最初は渋滞気味だったのでわかりづらかったですが、少し空いてきたところでアクセルを踏み込むと、
グォォォオオオオオ~!!
という音をたてながら加速。タービンが効くのは2,700rpmくらいからでしたね。
1.4リッターでもパワー感の不足は全くなし!
ステアリングも切った瞬間にクルマが応答するから乗ってても楽しく、これは良いなぁ😃と連呼しちゃいました✨
シフトもゴクッと一回毎にしっかり入る感覚がまた気持ちいい。不用意にシフトチェンジしたくなっちゃいます(笑)
クラッチは発進時は少し違和感あるけど、まぁあれは慣れかな。
ちなみにこのクルマ、スポーツモードというのがありまして、それを切り替えるとアクセルの反応がさらにシャープになり、更け上がりも良くなります。試してみましたが、ハッキリと違いを実感できた上、ついついアクセルを踏みつけたくなってしまいました(笑)
燃費はカタログ値がJC08モードで13.8km/Lとのこと。まぁ実燃費だと予想でこの値から-2、3kmってとこでしょうか。ターボでこの数値は立派なもの。儂のマイカーより良いですし(笑)

総評
個人的評価ですが、100点満点中90点、かな(ノ´∀`*)
外観デザインは全然アリだと思いますが、内装はもう少し頑張りましょう、というかもう少しアバルト色出そうよ、という感じ。
この辺りはプロのライターさんも同じこと言ってましたけど(笑)
あと、個人的にうーん、となったのがオプションの展開。
本皮シートとLEDのヘッドライトがセットオプションなんですよね😅
しかもLEDじゃなくしてしまうとハロゲンのランプになるという。何でそこまでダウンするねん😵そうすると結局車両本体価格は430万くらいになってしまうという。趣味性が高いクルマとはいえ、1.4リッターターボにそこまで出すか?と天秤にはかかるかな。
それならロードスターで良くない?という意見もあるでしょう。
ロードスターだとパワーが、とかプレミアム性が欲しいかな、という方はこちらになるかと。
価値観が反映されそうですね。
でもクルマとしては走りもいいしカッコいいし、オススメなのは間違いないです。
維持費もロードスターよりは掛かるだろうけど、国産スポーツカーである86/BRZと同じくらいで維持出来そうですし。確実にGT-R程は掛からないです(笑)
日本とイタリアのハーフ、いかがですか?
以上、インプレでしたー( *´艸`)
※あくまで主観的評価となります。
※画像はインターネットからの転載、カタログからの転載です。
